中学の知識があれば政治家のウソは見抜ける

 小池都知事は、議院内閣制ということを知らないのか。
 いや、まさかそんなことはあるまい。大臣までやって今は都政のトップにいる人だ。

 都知事と国政政党の代表との二足の草鞋を履くことについて、小池都知事は、こう答えた。
 「安倍さんだって、自民党の総裁と総理大臣を兼ねている」

 いやいや、これは憲法にも規定されたわが国の基本的政治制度なのだよ。
 基本的に国会で多数を占めた政党の党首が総理大臣に指名される。そういうルールになっていて、これが議院内閣制。中学校の公民教科書に載っていて、高校入試の必須知識だ。

 安倍総理のケースは、二足の草鞋でも何でもなく、当たり前のこと。
 小池都知事が問われているのは、東京都知事という地方自治体の長と、政権を目指そうという政党のトップとが両立できるのかという話だ。

 すると今度はこのように言う。
 「フランスのシラク首相はパリ市長を兼ねていた」
 そう、これは事実。シラク氏は、後に大統領になるが、首相時代も含め長くパリ市長を務めた。
 でも、同じ首相でもフランスの場合、行政権のトップは大統領だ。シラク氏もパリ市長だったのは大統領になる前まで。

 細かい説明は省くが、要は日本とは政治制度が異なる。
 そういう事例を持ち出して煙に巻く。これは小池都知事が得意とする手法だ。

 小池都知事に限らないが、政治家は一見もっともらしいことを言う。
 知識があれば、それが嘘であるとか、矛盾があるとかに気づくのだが、知らないと騙されてしまう。
 やっぱり、中学校までの勉強をしっかりやっておかなければならんな。
 これが今日の結論である。

コメント

コメントの投稿