「つかみ」は重要である

 「つかみ」は大事だなあ、という話である。

 演説上手と評判の小泉進次郎氏が、選挙のたびに浦和駅前にやって来る。
 別にファンや支持者ではないが、聞きに行ってみる。
 YouTubeでも見られるが、やはり「生・進次郎」のほうが面白い。

 「つかみ」とは、相手の心をつかむという意味の「つかみ」で、話の冒頭数分間のしゃべり。
 ここで聴衆を惹きつけないと最後まで聞いてもらえない。
 学校の授業で言えば、「導入」と言われる部分だ。先生方は、日夜この部分の工夫、研究に余念がないものと思われる。

 進次郎流スピーチ。
1 文章短く難しい言葉を使わない。
 このあたりは父・小泉純一郎譲りか。
2 ご当地ネタ
 よく調べている。これで聴衆は一気に親近感を持つ。
3 エピソード
 自身の体験を語るが、自慢話にならないよう配慮。
4 笑いをとる
 このあたりは天性のものかもしれない。
5 聞き手との一体感
 芸能界で言われる「客いじり」というやつかな。
 だいたい、こんなところか。
 
 たとえば「5 聞き手との一体感」。
 普通の議員だと、「皆様、ご通勤ご通学お疲れ様です」とか、「近隣の皆様、ご迷惑をおかけします」などと、どこかで聞いたようなセリフから入るが、進次郎氏はそんな通り一遍のことは言わない。

 「お母さん。お買い物帰り。ネギはみ出してます(笑)。すき焼きですか(笑)」
 「お勤め帰りのお父さん。家でお子さんが待ってる。『また、飲みに行ってるんじゃなか』って疑われるかもしれない(笑)」
 「タクシードライバーの皆さん、お仕事の邪魔になってるかもしれません。皆さん、終わったらぜひタクシー使って帰りましょう(笑)」
 (※以上は私の創作であり実際とは異なるが、こんな感じである)

 政治家の演説と、学校の授業や講演会・説明会のスピーチあるいはプレゼンなどを一緒にはできない。そもそも目的が異なる。
 が、「つかみ」の重要性という点では共通するものがありそうだ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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