最後の定期考査、内申点を上げるためだけじゃない

 中学3年生は2学期までの成績が調査書(いわゆる内申書)に記載されることもあり、10月に中間、それが終わるとすぐ11月に期末という忙しいスケジュールになる(注:3学期制の場合)。

 調査書の学習の記録の評定、などと言うと字数が多くて面倒なので、内申点と言うことにするが、近々行われる定期考査は、内申点を上げるラストチャンスとなる。

 埼玉県公立入試の場合、「1:1:2」とか「1:1:3」という形で、3年の成績に重みを持たせているので、たとえば、ある1教科の評定が3から4へとか、4から5へという具合に1上がると、2ポイントか3ポイント上がるという計算になる。

 受験する学校にもよるが、内申点の1ポイントは、学力検査の得点に換算すれば、1点~2点である。と言うことは、ある1教科の評定が上がったとしても、自身の持ち点が2、3点、あるいは4、5点上がるということでしかない。これは高々小問1問分だ。

 なんだ、そんなものか。
 ただし、1点2点の差が合否を分けるのが入試であるから、内申点を上げるために中間・期末を頑張ろうというのは、間違ってはいない。

 中間・期末を頑張っておいた方がいい理由は、むしろ学力検査対策の方にある。
 3年生の今習っている内容、さらにこれから習う内容は、当然ながら入試出題範囲であるが、ここが意外に弱点となる。
 中学校では、ともかく形だけでも範囲を終わらそうと授業スピードを上げる。当然理解不足の生徒が出てくる。問題演習も足りなくなる。

 だから、内申点がどうこうよりも、今習っている範囲が、実際の学力検査で出題されたら、どのくらいの点数が取れるかという考え方をしたほうがいい。

 むろん、目の前のテストでより高い点数を取るために頑張るのだから、どっちでも同じようなものだが、「これは内申点対策だ」という意識に加え、「これは学力検査対策だ」という意識も持つべきであろう。

 今さら4のものを5に引き上げるのは大変なことだ。
 じゃあ、あきらめる。
 そうじゃない。
 4は4のままかもしれないが、ここで頑張れば、学力検査で5点とか10点余計に取れるかもしれないのだ。

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