物議を醸す発言はこれで結構難しい

 「物議を醸す」(ぶつぎをかもす)。
 世間の議論を引き起こすというような意味だが、政治家の場合などは、ついうっかりの失言で本人意図しないところで物議を醸してしまったりする。
 一方、意図的にこれを行う人もいる。

 たとえばホリエモンこと堀江貴文氏などがこの種の人で、つい最近も、保育士の給料がなぜ低いのかという問いに、「誰にでも出来る仕事だからです」と、思い切ったコメントをした。
 まあ、私のような無名の人が同じことを言っても無視されるだけだが、さすが堀江さんほどの著名人になると、世間は放っておかない。ネット上では、さっそく賛否入り乱れての論戦が始まった。

 ただ世間と違うことを言うだけではダメ。
 極論を言えばいいかというとこれもダメ。
 物議を醸す発言というのは、これで結構難しいのである。

  いくらなんでもその言い方はないだろうとか、それは変だろうという反対派ばかりだとバッシングされて終わり。
 物議を醸すには、一方に、「言い方は何だが、たしかにそれも一理あるよな」という賛成派が登場しなければならない。

 問題提起能力。
 そういう言葉があるのかどうか分からんが、意図して議論を引き起こそうとする人には、こうした能力が求められる。
 また、これまでの議論が膠着状態にあるときに、まったく違った切り口や視点を提示する力も求められる。

 というわけで、意図して「物議を醸すというのは、私ごときには大変困難なことであるが、ただ正論を述べるにとどまらず、問題解決の糸口になるような新たな切り口を提示したいものである。

コメント

コメントの投稿