臨時休校、伝える手段がなかった時代はどうしたか

 「カーナビゲーション」ならぬ「勘(カン)ナビゲーション」、略して「勘ナビ」。

 カーナビは、到着予定時間を割り出してくれるし、渋滞情報も伝えてくれるなど大変便利である。が、便利過ぎるので、ついついそれに頼り切ってしまう。
 結果、道が覚えられない。
 もしかしたら、判断力なんかも衰えてしまうかもしれない。そこで、時にはあえて「勘ナビ」に頼ってみる。

 明日は台風の影響で埼玉県を含む関東地方では臨時休校となる学校が多い。
 先週末の段階で早々と決めた学校もあるし、昨日、今日、ホームページ上で伝えている学校もある。

 昔、そういう便利なものがなかった。
 学校側は、生徒にどうやって学校があるかどうかを伝えたか。
 伝えない。
 だって、方法がないんだから。

 生徒は、あるいは親は自分で判断する。
 たぶん、やってんじゃないのと思ったら、行ってみる。どうせ休みだろうと思ったら行かない。危ないなと思ったら行かないし、何とかなりそうなら行ってみる。
 
 今は、生徒が自分で判断する必要はない。
 学校が決めてくれる。それが当然だと誰もが考えている。
 昔、そうしなかったのは手段がなかったからであって、手段があれば昔の学校だってそうしただろう。

 だからこれはこれでいいのだが、危険から身を守るために、与えられた情報を頼りに自ら判断し行動するという力は、昔の人間の方が鍛えられていたかもしれない。

 私は昔の人間なので、便利な機械に頼りきりになって、以前持っていたはずの本能的な力みたいなものが、だんだん失われて行くことに不安を覚えるのである。

 カーナビぶっこわれても何とか目的地にたどり着けるぜとか、停電でテレビやパソコンが使えなくたってどうにかなるぜとか。
 そういう力を身につけておくのも大事なことじゃないかと思う。

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不安

勘ナビ!うまい!


先日、自転車通学の高校生の息子が出がけに腹痛でトイレから出られない事態に。
この分だと10分ぐらいおくれる、と言いながら慌てて登校した。
すると、そろそろ到着かなという頃に高校から電話が‼︎
遅刻の連絡がなかったので、、との理由で担任からだった。
たった10分なら、登校後自分の口で言えばいいのかと思っていたので、ちょっとびっくり。今は遅刻、欠席は保護者から連絡を入れるようだ。
私が高校生の時は全く本人任せ。
しかも、2年の時の担任は、「朝ごはんを食べていて遅刻したのなら、遅刻とは認めない。遅刻してでも朝飯は食え。」という先生で、大変ユニーク、面白かった。
本人任せだから、だらだらすればどこまでもだらしなくなってしまう。そういう自分を突きつけられる時期でもあり、これではいかん、と思った。

自分で考え、行動する。失敗して、恥をかく。。そんなことを子どもには若いうちにたくさん経験してほしいと思う。

No title

台風ではなかったですが、大雪で「これ、学校行くべき?」と悩んだことを思い出しました。
なんだかんだで駅までたどり着いたら、一駅走って運転見合わせ。それでも(どれくらいかかったかは忘れましたが)何とか学校に到着。意外とみんな来てましたね。
女子の中にはあっけらかんと「ヒッチハイクみたいにして、乗せてきてもらった」という人が。一堂「えー、うそ。誘拐されなくて良かったね」とか言ってたような気が。
古きよき時代の思い出ですかね。
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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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