消極的だが今回自民党を選んだ理由

 総選挙が終わった。
 中学生のために念のため言っておくが、「総選挙」と言えば、衆議院選挙のことである。3年ごと半数改選の参議院議員選挙は「通常選挙」と言う。

 これでしばらくは安倍政権が続きそうだ。
 長期政権と言われるが、ようやく5年だから他国と比べれば決して長いとは言えない。という話は以前も書いた。
 アメリカ大統領の2期8年は当たり前。ドイツ・メルケル首相はかれこれ12年、中国・周近平も5年を終え、次の5年に向け始動した。ロシア・プーチンも、なんだかんだで17年、北朝鮮・金正恩も気がつけばもう6年。

 小泉政権以降、安倍(第一次)、福田、麻生、鳩山、菅、野田と、6年間に6人の首相という時代があったものだから、1人で5年が長く感じるのだ。

 私がものごころついたころ、首相は岸信介だった。その後、池田勇人、佐藤栄作と代わるわけだが、小学生の時代から大学生になるまで、結局首相はこの3人だけだった。
 この時代は、中学校公民の教科書にもあり、入試問題でもおなじみの「高度経済成長期」にあたるわけだが、こうしてみると、経済が好調なときは、政権を変えようという動きは、あまり出てこないのかもしれない。

 外交や国家安全保障も国や国民にとって大事な問題なのだが、よく分からない。ピンとこない。
その点、物価が上がるとか、給料が下がるとか、職がみつからないとかは、現象として分かりやすい上に切実であるから、そういうものに私たちは反応する。

 いろいろ批判はあろうが、今の日本経済はまあまあ安定している。
 だから、「じゃあ、とりあえずこのままでいいんじゃないの」というのが、今回の有権者の選択なのではないか。
 少なくとも私はそういう選択をした。

 私は安倍信者でもないし、熱心な自民党支持者というわけでもないので、もっと経済を発展させて、増税なんてしなくてもやっていける国にしますからと言ってくれる政党があれば、そっちでもいいと思っている。
 だが、現実には、安倍がやめさえすれば後はどうでもいいみたいな連中ばかりなので、それでは怖くて国の政治を任せられない。
 そう思って今回の投票をした。

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