相撲界は旧いが、それがまたいいところなのだ

 日馬富士、暴力事件の責任をとって現役引退。
 日ごろ暴力を仕事にしている人たちなのにね。

 張り手も頭突きもけたぐりも土俵上だけで許されるもので、土俵外でそれをやってはいけないのは当たり前のことで、「とにかく、どんな理由があろうが暴力はいけない」などと、クソみたいなコメントを出している連中を見ると、張り手の一発も見舞ってやりたくなる。

 相撲界はどう考えても特殊な世界である。
 スポーツではあるが、伝統芸能みたいなところもある。古くからのしきたりがたくさんあって、現代社会の常識から見たら不思議なことがいっぱいある。

 もしも大相撲がサッカーや野球やゴルフみたいになったら、どうなるか。

 まず場所名に冠スポンサーをつけよう。「トヨタカップ名古屋場所」、「博多明太子ふくや九州場所」みたいに。
 会場にも企業名を入れよう。「永谷園両国国技館」ってところか。
 あと、部屋の名前にスポンサー企業名が入ってもいいかもしれない。「三菱UFJ高砂部屋」とか。

 化粧まわしには、今でも寄付者の名前が入っているようだが、取り組みのまわしにもスポンサーのステッカーをベタベタ貼っていいことにしよう。
 本当は、土俵上でサポーターなどをつけるのはいけないとされているが、これを認めて「バンテリン」とか「ボルタレン」とか「サロンパス」を堂々と貼っていいことにしよう。「今場所の稀勢の里はサポーターを『バンテリン』から『サロンパス』に変えて調子がいいみたいですね」なんて解説が入ったりする。

 このように今やどの競技でも当たり前になったシステムが導入されていないが、これが良くも悪くも相撲界なのである。

 相撲界を批判する人が、よく「諸外国では」とか「一般企業(一般社会)」というフレーズを用いるが、それと比較しちゃダメでしょう。土俵に塩を撒くのを「食べ物を粗末にしている」なんて言われてもね。

 相撲をオリンピック種目にでもしようというなら別だが、私は日本にしかない競技でいいと思っているから、無理やり世間の常識を当てはめることには反対だ。もちろん、法を犯してはいけない。しかし、そうでないならば、古くからのしきたりも含めて大相撲なのであるから、そこはむしろしっかり守ってほしい。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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