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事件のあった神社に「家内安全」を祈っていいものか

 深川・富岡八幡宮が大揉めに揉めておる。どころか死者まで出た。
 本所・深川界隈、また富岡八幡宮は、時代小説によく登場する。個人的趣味の範囲で言えば、古くは池波正太郎、現役作家では宮部みゆきや山本一力あたりか。

 「伊勢屋 稲荷に犬の糞」
 江戸時代、地方から出てきた商人が出身地を屋号としたため、江戸の町には、伊勢屋・三河屋・近江屋などがあふれた。中でも伊勢屋が多かったとか。稲荷はお稲荷様、稲荷神社で、これまた多い。最後の犬の糞は解説の必要はあるまい。いずれも、そこいらにこれでもかとあるもの。

 で、話は神社なのであるが、全国8万社といわれる神社の中でも、八幡神社(八幡宮)は、稲荷神社と並んで多いのだそうだ。
 若いころ何度も行ったのが鎌倉の鶴岡八幡宮。京都の石清水八幡宮には今夏行ってきた。富岡八幡宮にも何回か訪れたことがある。今年の東京マラソンはコースが新しくなり、富岡八幡宮前を通るようになった。

 富岡八幡宮のように宮司(ぐうじ)が女性という神社は割合としては少なく1割程度と言われている。
 全国の神社を包括する組織として「神社本庁」がある。「庁」と付くがお役所ではなく、宗教法人だ。京都・伏見稲荷大社、靖国神社、日光東照宮など、神社本庁に属さない単立宗教法人もあるが、多くは神社本庁の下にある。

 その神社本庁が、女性宮司をなかなか認めたがらず、それで富岡八幡宮は神社本庁から離脱したという経緯があり、そのあたりも今回の事件の伏線の一つと言われている。

 神や仏に仕える人々は、さぞ清廉潔白だろうと思いきや、仏教・神道の世界は争いごとが絶えないのである。
 家督争い、後継者争いは年中のことだ。やれ宗派離脱だ、分派だ、独立だとかまびすしい。宗教上の理念など信仰に関わることならまだしも、たいていは利権がらみ、つまり「お金」の問題だ。

 そろそろ初詣のシーズンだが、殺人事件のあった神社に「家内安全」をお祈りしに行っていいものか。ちょっと二の足を踏みそうだ。
 ただ、われわれは、宮司や禰宜(ねぎ)・権禰宜(ごんねぎ)といった神職の方をお参りに行くのではなく、そこに祀られている神様を参るのであるから、そこは割り切っていいのかもしれない。
 富岡八幡宮の御祭神は、誉田別命(ほんだわけのみこと)、すなわち第15代応神天皇である。


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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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