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コミュニケーション能力と、その手前にあるもの

 昨日、春日部に行ったのは、共栄大学が学生の就職指導の一環として行うシンポジウムを見学するためだ。
 共栄大学は、北春日部にあり、春日部共栄や東京の共栄学園と同じ系列で、国際経営学部と教育学部がある。

 リクルートの方が基調講演をされ、後半のパネルディスカッションには、日本航空、NTTドコモ、オリエンタルランド、ダイキン工業の主に人事担当者、それに小松弥生埼玉県教育長が出席された。
 オリエンタルランドは、あのディズニーランドを運営する会社、ダイキン工業は、世界シェアトップの空調機器(エアコン)メーカーだ。小松教育長が招かれたのは、同大学に小学校教員の養成を目指す教育学部がある関係だろう。

 しかし、さすがは日本を代表する企業の人たちだね。まず見た目がいい。これは美男美女とかいうのではなく、身なりも清潔だし、言葉も明瞭、表情も豊か。もちろん、プレゼン内容も完璧。結局、こういう人たちが日本を支えているんだね。
 小松教育長も良かったよ。一流ビジネスマン相手に一歩も引けを取らないところは、さすが元エリート官僚だ。

 パネリストの皆さんが、学生たちに求めたものは、コミュニケーション能力と英語力。これからの社会を生き抜いて行くために、この二つがもっとも重要だという。
 ああ良かった、「これから」で。
 私はどちらも自信がないが、幸いなことに「これから」がほとんどない。

 コミュニケーション能力とは、情報や思考や感情を、言語(言葉)や動作や表情などを用いて相手に伝え、また逆にそれらを相手から受け取る能力。こんな理解でいいかな。学問的裏付けはなく、今この場で私が出した答えなので、皆さんはちゃんと調べていただきたい。

 コミュニケーション能力は、それだけを取り出して強化することはできない。
 たとえば、相手に伝えるべき確かな情報、意味のある情報を持っていなければ話にならない。深く思考する力がなければ、傾聴に値する意見を述べることはできない。自身に豊かな感受性がなければ、感動を伝えることもできない。

 結局、コミュニケーション能力というのは、一種のスキル(技術)なのであって、その手前にある人間としての総合力を高めないと、意味を持たないものだということになる。

 中高生や大学生が、コミュニケーション能力を「話し上手」と勘違いしないように、その手前にある大事なものを教えてやらなければならない。
 パネリストの皆さんの話を聞きながら、そんなことを考えた。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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