行列をサービスとして提供するラーメン屋はすごい

 世の中に行列が好きな人っているのか。
 つまり、待たされることが大好きだっていう人。
 
 私は嫌いだ。
 でも、世の中には、待たされることを期待してわざわざ出かける人々がいる。
 例の、行列のできる〇〇店というのに並ぶやつらだ。

 行列ができるっていう評判の店に行ったら、あれ、どこにも行列なんかないじゃないかという場合もあるが、そんなとき、「何だよ、並んでないじゃないか」と文句を言ったりする。

 ラッキーだろうよ。
 いや、そうじゃない。
 だって彼らは行列目当てに行ってるんだから。期待外れってことになる。ツイッターやインスタやフェイスブックで、「いま、並んでま~す」とかやろうと思ってたのが、できなくなっちゃう。

 こうした事例において、行列は、店側が提供するサービスである。客は旨いラーメンとか旨い寿司を食いに来ているわけじゃない。一応、それもあるという程度で、メインは行列である。だから、味はそこそこでいい。素人に味なんか分かるものか。

 とにかく店側として重要なのは、どうやって適度な行列を維持するかである。
 あまり長すぎると、「今日は止めるか」と帰ってしまう人もいる。これは「機会損失」と言われるものだ。と言って、前述のように、行列が短すぎるとお客のメインの期待に応えられない。
 なかなか難しいものだ。

 私は、行列ができる○○店というのを非難しているのではない。むしろ逆に、上手い商売をしているなと感心しているのである。
 大抵の人は行列なんかしたくない。長く待たされるのは嫌だ。病院の順番待ちが楽しい人なんていないだろ。その大嫌いな行列を、お客の満足に変えてしまうんだから、これはすごいことではないか。

 学校や塾の先生たちも、それはラーメン屋の話だろとバカにしないで、本来なら不満であるはずのことを満足に変えてしまうマーケティングというのを考えてみてはどうだろう。
 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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