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部活の練習時間抑制案は、本気ではないな

 運動部活動に関するガイドラインを検討するスポーツ庁の有識者会議が開かれ、中学では休養日を週2日以上とし、1日の活動時間を平日2時間、休日3時間程度までとする指針の骨子が大筋で了承されたという。

 言われなくても、普通の中学校の普通の中学生の練習なんて、こんなもんじゃないかと思うが、どうだろう。もちろん、「部活命」の顧問がいて、越境入学で選手を集めているような公立中学校が存在しているのは知っているが、例外だろう。
 日本全国の中学生が、それほど部活動に明け暮れ、部活動に苦しんでいるわけでもなかろう。

 ただ、昨今は「ブラック部活動」などと言われ、教員の長時間勤務の一因とされるなど、部活動が悪者にされているので、国としても、それらしいことを何かしら言わなくてはならないということだろう。

 一昨日(日曜日)、京都で全国都道府県駅伝(女子)が行われ、今度の日曜日は広島で男子の大会が開かれる。両大会には、中学生区間というのがあるんだが、本気で中学生の部活動を抑制しようというなら、ああいうのは止めたほうがいい。
 両大会は、日本陸連主催、NHKほか共催、スポーツ庁後援となっている。
 スポーツ庁が率先して応援してるんだよ。ちょっと笑えるじゃないか。

 大きな大会や、注目される大会があるから、選手はみんな頑張るんであって、そういうのがなければ、ほどほどの練習しかしないに決まってるだろう。やれと言ったってやらないよ。世の中学生はそれほど努力家じゃない。
 ついでに、高校のスポーツ推薦などもやめればいい。調査書で部活動成績を得点化するな。要は、苦しい練習をしなきゃならない理由をどんどん失くしてしまえばいいんだ。

 でも、そこまではしない。別の機会に詳しく書こうと思うが、中学校や高校おける部活動は、さまざまな弊害もあるものの生徒指導上なくてはならない装置でもあるのだ。部活なんてやらなくていいんだ、勝っても負けてもいいんだという形で、部活動の価値を下げて行くと、これはこれで新たな問題を引き起こすのだ。

 というわけだから、練習時間や練習日数を少しセーブしましょうねぐらいが、ちょうどいいところなのである。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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