制服アルマーニなら、ランドセルはヴィトンだろ

 小学生の制服(標準服)にアルマーニか。
 じゃあ、ランドセルはルイヴィトンだろ。あればの話だが。

 銀座にある中央区立泰明小学校。歴史の古い学校である。たしか数寄屋橋の近くにあったが最近は銀座なんぞに行く用事もないしよく分からん。
 中央区のHPで調べたら学級数12、児童数334とあった。1学年2クラス(30人学級)ってとこだ。
 なお、特認校という制度を採用しており、条件付きで学区外からの通学も可能だ。

 で、この学校が、標準服としてアルマーニ(最高で8万円かかる)の採用を決めたということで物議を醸している。

 ベルサーチじゃダメなんか、日本にも山本寛斎とか森英恵とかコシノブランドもあるじゃないか、英国屋のオーダーって手もあるぜとか、とりあえず知ってる名前をあげて一人盛り上がってみるが、そこそこにして少しは真面目に考えてみるとするか。

 すでにいろんな方がコメントを出しているので、それらと被らない私の意見を述べておこう。意見というより感想かな。

 最近は、公立学校でも「特色化」というものを迫られている。親や児童生徒はそこまで考えちゃいないが、少子化が進む今、私立との競争もあるから、文科省や教育委員会からそういう圧力がかかるんだろう。主に校長に。
 そんな中で、いわば学校の特色化の一環として、制服での差別化を考えた。こんなところだろう。

 完全に一周遅れの発想だ。
 たしかに、「制服がカワイイ」からというのが学校選びの決め手になるというのは昔も今もある。ただ、これはもう一巡してしまったんじゃないか。小学生にアルマーニというのはそれなりにインパクトがあったが、発想として貧しいし、かなり遅れている。
 もっと歴史や伝統、地域性を生かしたブランド作りを追求していただこう。

 校長の一存で決めた。
 そんなこと簡単に出来るんか、と思うが、小学校ではありがちなことだ。泰明の校長が特別ワンマンということではなかろう。

 一般に、小学校、中学校、高校と上にあがって行くほど、学校規模が大きくなる。それに応じて先生の人数も増える。学年・分掌・教科といった組織もそれなりの規模(人数)になる。人数の多さは発言力の大きさにもつながる。だから、高校あたりになると一存どころか、校長の意見を通すことさえ簡単ではなくなる。

 その点、小学校だと、せいぜい学年団というまとまりがあるだけで、それも人数が少ない。良くも悪くも校長の対抗勢力ができにくい。それで校長ワンマンになりやすい。
 これは組織の構造上の問題であるから、なかなか解決が難しいが、これを機に校長のリーダーシップのあり方を考えてみようじゃないかということしか今は言えない。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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