これも仕事だから、学習指導要領をながめてみる

 仕方ない。
 これも仕事の一部だから、高校の次期学習指導要領でもながめてみるか。

 新聞・TVでも報道されたが、専門家である学校や塾の先生方は、学習指導要領案そのものを読むだろう。となると、先生方とお付き合いしなければならない私も、おおもとの資料に当たらなければならない。面倒だな。

 科目名に新しいものが多い。新科目は27科目。
 特に地歴公民は、「地理総合」、「地理探究」、「歴史総合」、「日本史探究」、「世界史探究」と一新される。
 このうち必修は、「地理総合」と「歴史総合」だ。

 「歴史総合」は、近現代の日本史と世界史を一緒に学ぶ。
 今まで、世界史が必修だろう、いや日本史こそ必修だろうと、世界史派と日本史派に分かれて争ってきたが、はい、結論が出ました。両方一緒に学んじゃいましょう。
 まあ、どっちかというと日本史に軸足をおいた指導になるのかな。今までの日本史でも、19世紀以降は、欧米諸国の動きをぬきに語ることはできなかったから、教える側もそれほど悩むことはあるまい。

 それにしても「日本史探究」、「世界史探究」とは何なんだろう。「日本史」、「世界史」で十分だと思うが。
 (ちなみに「探究」であって、「探求」ではないからね。変換ミスに注意しよう)
 どうも、このたびは「探求」にハマってしまったようで、ほかにも「古典探究」とか「理数探究」「総合的な探究の時間」などという新科目がある。

 もう一方の社会である「公民」にも新科目が加わった。
 必修の「公共」。
 選択の「倫理」と「政治・経済」は昔の名前で出ています。こっちは探究まではしないで「追究」程度でいいようだ。

 「公共」は、指導要領案を読んでみたが、いまいちつかめないね。流れからすると「現代社会」の生まれ変わりという気もするし。
 学ぶべき知識内容を見てみると、法や規範の意義及び役割、消費者の権利と責任、司法参加の意義、政治参加と世論の形成、地方自治、国家主権、領土領海、安全保障と防衛、国際貢献といったワードが並んでいるから、政治・経済の基礎あるいは中学校の公民分野のイメージかな。

 内容の取扱いに関しては、「我が国が、固有の領土である竹島や北方領土に関し残されている問題の平和的な手段による解決に向けて努力していることや,尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題は存在していないことなどを取り上げること」とあり、このあたりが今後、論議を呼びそうだ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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