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埼玉県公立高校入試、志願者数が発表された

 埼玉県公立高校入試の志願者数(及び倍率)が発表された(2月20日)。
 今回は、「学校選択問題」を採用する普通科上位校の動向を見ておこう。

 受験生としては、昨年同時期と比べ、倍率がどうなったかが気になるところだが、募集人員の増減という要素があるので、単純比較できる学校と、そうでない学校があることに注意する必要がある。

1.募集人員が40人増える学校(全県で7校)
 川越・川越女子・蕨・市立浦和など。
 やや広き門になる学校だ。志願者数が昨年と同じならば、倍率が下がるはずの学校である。
2.募集人員が40人減る学校(全県で20校)
 浦和一女・浦和西・大宮・春日部・川口北・越谷北など。
 やや狭き門になる学校だ。志願者数が昨年と同じならば、倍率が上がるはずの学校である。
3.募集人員の増減がない学校
 浦和・熊谷・熊谷女子・熊谷西・越ケ谷・所沢・所沢北・不動岡・和光国際など。
 これらは、昨年同期倍率と単純比較が可能な学校である。

 では、1~3の順で少し詳しく見て行こう。

■川越・川越女子は変化なし、蕨は激減
 川越(1.41→1.28)、川越女子(1.51→1.38)と、共に倍率が昨年同期より下がっているが、これは募集人員40人増によるもので、志願者数そのものは、川越(505人→508人)、川越女子(542人→549人)と、ほとんど変わっていない。
 一方、蕨だが、ある程度の倍率低下はやむをえないとしても、(1.67→1.10)は下がりすぎである(0.57ポイント低下)。これは募集人員増よりも、志願者数の減少が原因である。(531人→392人)と実に139人も減っている。
 普通科では常に上位3校~5校に入っていた蕨の激減は、現時点においては、今期最大の注目点である。地域的には、川口北と並び、新・川口市立の理数科及び特進の影響を受けやすい学校であるが、激減の要因については、もう少し調べてみなければならない。

■浦和一女は大幅減、川口北は増
 次に、募集減となる学校だが、志願者数が昨年並みであれば、昨年同期と比べて倍率は上がるわけである。
浦和一女(1.36→1.25)、浦和西(1.61→1.61)、大宮(1.41→1.52)、春日部(1.29→1.37)、川口北(1.19→1.46)、越谷北(1.23→1.36)という状況で、浦和一女のみが倍率を下げている。
 志願者数で見ると、浦和一女(540人→448人)が92人減、浦和西(641人→578人)が63人減とかなり志願者自体を減らしている一方、川口北(474→524人)は50人増となっている。

■越ヶ谷が高倍率、熊谷西は全県平均を大きく下回る
 最後に募集人員に変更のない学校である。志願者の増減がそのまま倍率に跳ね返る。
 倍率が上がっているのが、浦和(1.39→1.41)、熊谷(1.19→1.27)、熊谷女子(1.24→1.29)、越ヶ谷(1.47→1.78)、所沢(1.37→1.51)。倍率が同じなのが和光国際(1.31→1.31)。この中では、越ヶ谷がかなり高めに出ているので、志願先変更で動きがあると予想されるが、それでも1.6倍を割ることはないだろう。
 一方、熊谷西(1.17→1.13)、所沢北(1.66→1.60)、不動岡(1.50→1.33)は、やや倍率を下げている。ただし、所沢北は依然高倍率である。熊谷西は志願先変更を経ても昨年並みを維持できるかどうか。

 以上、「学校選択問題」を採用する普通科のみの簡単なまとめであった。

 ※本日はめずらしく早朝更新

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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