卒業式の思い出から、なぜか働き方改革の話へ

 今日が卒業式という中学校が多いと思う。
 
 今年は、私立高校、県立高校、私立中学校、計3校の卒業式に行った。式次第などは判で押したように一緒だが、式の進行の仕方、会場の雰囲気、卒業生や保護者の様子などは、それぞれ違っていて興味深い。
 
 今から30年前、私が現役(教員)だったころは、卒業式と言えば必ず国旗掲揚や国歌斉唱でひと悶着あって、掲揚するしない歌う歌わないで教職員組合に属する先生と管理職との間でバトルが繰り広げられたものだ。国歌斉唱の時になると、起立しなかったり、会場からドカドカと出て行ったりとか、無礼なパフォーマンスを実行する者もいた。
 最近は、こういうのは廃れたようで、私が行った学校では、堂々舞台正面に国旗が掲出され、生徒たちもきちんと国歌を歌っていた。

 私は川口北という高校で、新任から6年の間に4度も3年生を担任するという幸運?に恵まれたこともあり、当事者として卒業式に関わることが多かったのだが、最近の卒業式に比べると、もっと感動的だったような気がする。今の卒業式は、私から見ると「あっさり」しているように思える。

 その理由は何か。
1 年寄り特有の「昔は良かった」的発想による
2 当時の生徒は涙腺がゆるく、感情をコントロールできない連中が多かった
3 泣いているように見えるが、実は花粉症
4 生徒とのホットな関係、共有する思い出の多さ

 2,3は冗談として、1が主因かな。これは自分自身いつも注意しなければと思っているところだ。昔を美化してはいけない。

 ただ、それを差し引いて冷静に判断してみても、やはり今の先生方に比べると、生徒と関わる時間も機会も多く、良くも悪くも熱い関係を築けたし、結果、たくさんの思い出を共有することが出来、それが卒業式の感動にもつながったのではないかと思っている。

 何が言いたいか。
 大事なのは、「生徒と関わる時間も機会も多く」の部分である。多忙の中でも、そういう時間や機会を確保できた。ありていに言えば、昔の先生は今より暇だったということだ。

 学校は、先生は、なんでこんなにも忙しくなってしまったのか。
 原因は部活?
 そうじゃないだろう。部活は昔からあったんだから。
 真犯人は別のところにいるはずだ。そこに目を向けないと先生方の働き方改革は実現しない。

 と、いつの間にか、卒業式から離れ、働き方改革の話になってしまった。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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