国民には「今よりましだと思うもの」を選ぶ権利がある

 政治の選択は、「今よりましだと思うもの」の選択である。
 世論調査などで現政権を支持する理由として「他にないから」、「他よりましだと思うから」といった回答が見られるが、政治の選択というのは常にそういうものだ。
 逆に、「これしかない」、「この人しかいない」が大勢を占めるようなら、そっちの方が恐ろしい。

 9年前、「今よりましだと思うもの」として、われわれは民主党政権を選んだ。が、結果は準備不足と経験不足により惨憺たるものとなり、今もなお、そのトラウマから逃れられずにいる。

 野党や一部マスコミは「安倍おろし」に必死である。長期政権の驕りと言う。
 ドイツ・メルケル政権が13年目に入り、ロシア・プーチンも軽く10年超え、中国・習近平も10年は続きそう。米国トランプも前6代(レーガンからオバマまで)の大統領が2期8年務めていることを考えれば、しばらく続きそう。イギリス首相もフランス大統領も在任5年以下はむしろ短期政権。というような事例を見れば、安倍政権6年目は決して長期ではないが、コロコロ替えるのが日本流というなら、それも止む無しといったところだ。

 が、安倍政権に代わる「今よりましだと思うもの」が提示されているかと言えば、そうはなっていないところが、われわれの不幸である。

 野党は、「安倍やめろ」とは言っているが、「自民党政権やめろ」とは言っていない。「もう一度こっちに任せろ。前よりもっとうまくやって見せるから」とも言っていない。もし、本気でそう考えるなら、言うべきことはただ一つ、「解散して総選挙やろうぜ」である。

 安倍がやめれば、石破茂でも岸田文雄でも野田聖子でもいいってことなのか。「安倍やめろ」しか言わないってことは、そういうことだな。「今よりましだと思うもの」は、自分たちじゃなく、やっぱり自民党政権。

 マスコミが面白がって何かやるのは自由だ。自分たちで稼いだ金でやってるんだから。でも政治家はダメだろう。税金から給料もらってるんだから。
 政治家が「オマエ、やめろ」と言うときは、ウソでもダメ元でも「代わりに、オレがやる」って言わなくちゃ。
 国民には「今よりましだと思うもの」を選ぶ権利があるんだから、それを言わないのは、国民の権利を奪っているということになるぞ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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