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埼玉県議会がつまらん条例を作ったことに怒っておるぞ

 これはちょっと恥ずかしいというか、みっともない条例だ。

 3月27日まで行われた埼玉県議会2月定例会で、「埼玉県民栄誉賞について議会の議決事件と定める条例」案が可決された。
 県民栄誉賞を贈るのに議会の同意が必要になったということだ。全国初のようだが、条例案に賛成したのが自民党で、反対したのが公明・民進・立憲・共産などだ。

 第一条 この条例は、地方自治法の規定に基づき、埼玉県民栄誉章、彩の国特別栄誉章及び彩の国功労賞について、その重要性に鑑み、議決事件と定めることにより、県民の総意として表彰することを明らかにし、もって県民意識の高揚に資することを目的とする。
 第二条 知事は、埼玉県民栄誉章、彩の国特別栄誉章及び彩の国功労賞を贈呈するときは、あらかじめ、議会の同意を得なければならない。
 (読みやすさを考えて、途中省略がある)

 埼玉県民栄誉賞は、昭和61年11月、日本シリーズで優勝した西武ライオンズ球団に贈られたのが最初で、以来31年間、18組に贈られている。

 最近の受賞者は、ノーベル賞の大村智氏、梶田隆章氏、なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏などだ。
 梶田隆章氏は、東松山市生まれで県立川越高校から埼玉大学という経歴だから、埼玉県出身者でいいと思うが、大村智氏は山梨県出身、佐々木則夫氏は山形県出身だ。大村氏は、北本市にある北里大学メディカルセンターの設立に貢献があったこと、開智学園の名誉学園長であったことが埼玉との関り。佐々木則夫氏は、小学校途中から中学までは川口市で(高校は帝京)、NTT関東(今の大宮アルディージャ)でプレーしていたこともあり、現在は新座市にある十文字学園女子大学の副学長だから、大村先生よりは埼玉との関りは深そうだ。
 要するに県民栄誉賞は、埼玉県と何らかの関りがあればいいわけで、埼玉県出身者であるどうかは関係ないらしい。

 さて、次の受賞者は誰だろうかと予想してみると、当然、平昌パラリンピックで活躍した村岡桃佳さんが浮かんでくる。
 過去にもパラリンピックメダリストである柔道の牛窪多喜男さん、アーチェリーの南浩一さんに県民栄誉賞が贈られているから、深谷市立川本中学校・正智深谷高校出身で、金を含む5つのメダルを獲った村岡さんには当然贈られるものと思っていたが、このタイミングで何なんだよ。
 30年以上も議会の同意なんて必要なくやってきたじゃないか。

 何でも「贈呈のタイミングについては、基準が不明瞭であり、むしろ、世間の関心やマスメディアの注目度を意識して決めてしまうとすれば、それこそが政治的パフォーマンスを前提としていると言わざるを得ない」(県議会・総務県民生活委員長報告より)ということだが、もともと政治的パフォーマンスだろうが。国民栄誉賞を始めたのは自民党・福田赳夫内閣だぜ。

 まあ、今後の可能性としては、議会で審議した結果、受賞は見送られましたとか、ぎりぎり賛成多数で受賞が決まりました、なんてこともあるわけだ。だったら、そんなもんいらねえよ。

 まったく、くだらねえ条例作りやがって。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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