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先生が働き過ぎというなら部活より教員定数を考えないと

 いきなり最前線。
 学校ではよくあることだ。

 企業の場合、中小零細企業ならいざ知らず、一定規模の企業であれば、入社式が終わったばかりの新人社員をいきなり最前線に一人送り込むような真似はしない。
 ところが、学校の場合、いきなり担任だ、部活顧問だと、その道10年20年のベテラン先生と同じ役割が課せられる。

 それはないだろうと多くの人が言うが、学校側だって好きでそんなことをやっているわけではない。

 定数の壁。

 公立学校の教職員定数は法律や条例できっちり決められている。定数は学級数が基になっており、高校だと学級数の2倍ぐらいが1校に割り当てられる教員数となる。つまり、1学年8学級であれば、(8学級×3学年×2人=48人)という感じになる。この場合なら、正担任は24人でいいわけだから、新卒をいきなり正担任にしなくても済む。

 ところが、中学校、小学校と下がって行くと、学級数に対する教員数の割り当てが少なくなって行く。特に小学校が少ない。(学級数+α=教員数)で、ほぼ(学級数=教員数)と言っていいくらいな状況になってくる。
 新卒即正担任は避けられないのである。

 では、定員を増やせばいいではないか。
 と言いたいところだが、実態は教員定数削減の方向に進んでいるのは、皆さんもよくご存知のとおりだ。
 
 財務省の壁。

 少子化を踏まえて、(教員定数削減=人件費削減)に向かうべきという財務省の主張にも一理あるが、いじめや不登校、学力低下など諸問題に対応するにはむしろ増員が必要という文部科学省の主張ももっともだ。
 さて、どうする。

 教員の働き方改革について、部活のあり方がクローズアップされているが、そんなことより定数問題を議論したほうが解決の近道だろう。
 
 今日は最初、新人先生への激励の言葉を述べるつもりで書き始めたのが、違う方向に進んでしまった。激励は明日にしよう。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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