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期待したほど伸びていない英語力

 4月6日、文部科学省が英語教育実施状況調査の結果を公表した。

 今や国をあげて、いや、国だけが必死になってと言ったほうがいいかな、いずれにしても英語力の向上が、大きな教育課題になっている。

 中学3年で「英検3級程度以上」の力がある生徒の割合 40.7%(前年比4.6ポイント増9)
 高校3年で「英検準2級程度以上」の力がある生徒の割合 39.3%(前年比2.9ポイント増)


 前年より上昇しているが、国が目標として掲げていた「17年度までに50%以上」は達成できず、残念でしたという結果。

 都道府県別のデータも発表されているので埼玉県の結果を見ておこう。
 中学3年 全国40.7% 埼玉県41.9%
 高校3年 全国39.3% 埼玉県34.5%

 
 中学3年は何とか全国平均を上回っているが、どうした高校3年。全国平均のはるか下を行っているではないか。
 埼玉の下には、宮城(27.9%)・福島(33.1%)・滋賀(33.5%)・奈良(33.2%)・高知(31.7%)・佐賀(33.1%)と、6県しかない。ということは41番目か。別に都道府県対抗をやっているわけではないが、もうちょっと頑張らないとな。
 ちなみに、中学3年については、政令指定都市のデータもあって、それによると、「さいたま市」は58.9%で、全政令指定都市(20市)のトップに立っている。埼玉県民あこがれの横浜市よりも上というのはすごいじゃないか。

 この調査で、「英検●級程度以上」と、「程度」という語が入っているのは、実際には英検を受けていない生徒については、先生が「その程度の力はあるだろう」と判定をしているためで、先生の裁量でどうにでもなりそうだが、上は60%台、下は20%台と大きく開いているところをみると、実際に地域間格差は存在するのだろう。

 なお、この調査では、先生の英語力も調べており、「英検準1級か、それに相当するレベルのスコアなどを取得している割合」は、中学の先生で33.3%(埼玉県28.6%、さいたま市37.4%)、高校の先生で65.4%(埼玉県52.1%)と、こちらも「さいたま市」は全国を上回っているものの、埼玉県全体としては全国平均を下回っている。

 私は、グローバル社会だから英語とか、「読む・聞く・書く・話す」の4技能がどうとか、小学校から英語とか、そういう万事が英語、英語の「英語狂騒曲」には懐疑的なのだが、高校生は英検準2級以上50%、先生は英検準1級以上75%、この程度は達成できるくらいの勉強はしておいて損はないと思う。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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