NPOだって事業収入あっていいんだよという話

 休日用の軽い話題。

 来週、知り合いの要望あって某NPO法人の方々と会う。
 NPOというのは、今更説明するまでもないが、「Non Profit Organization」。

 日本語では「特定非営利活動法人」となるのだが、この「非営利」が曲者だ。
 この場合、「非営利」というのは、利益の分配はしないという意味であるが、ここを誤解している人が多い。
 株式会社は「営利」であるから、儲かった分は株主など出資者で分配できるが、「非営利」であるNPOは、儲かった分を役員(理事)や社員(会員)で分配できない。「非営利」とはこのことを言っている。

 ところが、「非営利」だから、事業収入を得てはいけないと考える人がいる。
 だが、NPOも法人である以上、法人住民税や法人事業税を払わなければならないし、職員の給料だって払わなければならない。
 だから、活動を盛んにしようと思えば、そのための資金も得るための事業収入が必要になってくる。

 もちろん、目的がボランティア活動というNPOがあっても構わない。事務所の家賃も、電話代やコピー代も、交通費も、全部自腹を切って行う。NPOを名乗るのは社会的信用を得るための手段という考え方だってある。世の中には、「営利=悪」、「非営利=善」と何となく思っている人も多そうだから、効果はあるだろう。

 以前にも、教育分野で活動したいというNPOの人たちに何度も会ってきたが、事業収入を得て経費を賄い、また利益も出してさらに活動を広げるべきだと考える私と、「いや、金のことはどうでもいいんだよ」という彼らの溝は埋まらなかった。
 今度会う人たちはどんな考え方なんだろう。

 「非営利」と言えば、学校はその最たるものだが、その学校にしたって入学金や授業料を取って、その収入から職員に給料払って、施設設備を更新してるでしょう。
 NPOだって同じことだよ。会場借りてイベントやったり、講師を派遣したり、教材を開発したりと考えているようだけど、会場費どうするの、講師料どうするの、って話だ。「非営利」だからお金の話をしないっていうんじゃ、大したことはできないな。

 聞けば、今度お会いする人たちは、名だたる大企業OBらしいが、私に言わせれば、NPOだからって変に構えることはないんだよ。大企業でいろんなプロジェクト動かしてきたんでしょう。私みたいな零細経営者が経験できないことをたくさんやってきてるはず。それをそのまま生かせばいいんだ。違うのは株価や株主のことを考えなくていいということくらい。
 さて、どんな話し合いになるやら。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
当ブログを訪問された方
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード