「検討しているところでございます」って感じ悪いんだけど

 「慇懃無礼(いんぎんぶれい)」という言葉がある。
 読めるけど書けないね。練習しておかなければ。
 意味は、表向き丁寧で礼儀正しいように見えて、実は尊大で無礼なこと。

 ここのところ、国会における官僚答弁の場面が多く報道されるのだが、やたら「ございます」を連発するんで、それが耳障りで不快だ。

 「ありがとう」を「ありがとうございます」と言えば、より丁寧だし、言われた方も気分がいい。
 でも、「承知してございます」、「検討してございます」、「記憶してございます」は、なんだかなぁ。「~しています(おります)」で、いいんじゃないの?

 教員の世界でも、現場で先生やってる間は、そんな言い方一度もしたことないやつが、たまたま指導主事とかになって教育委員会に入ったりすると、急に「ございます言葉」を使い始める。みっともない。
 上司や先輩がみんな使ってるから仕方ないのかな。
 で、そのうち、「ぼくたち、下々の輩と違って、使ってる言葉からして違うんだからね」という特権意識すら芽生えてくる。

 下々「検討しています」
 ぼくたちエライ人「検討しているところでございます」
 「ございます」の前に「ところ」を入れると、よりエライ人感が出てくる。

 同業者内や仲間内でのみ通用する言葉を「符牒(ふちょう)」という。つまり業界用語だ。お客に知られたくない情報を、仲間内でやり取りする場合に用いられるが、自然に外部に漏れるので、その言葉を知っていると業界通っぽく見える。最近では、芸人やテレビ業界の符牒を一般人が普通に口にするようになった。
 まあ、こういうのはいいだろう。あまり上品ではないが。

 「ございます」言葉は業界用語の一種と言えなくもないが、すげえ感じ悪いぞ。と思っているのだが、私の感覚がおかしいのか?
 その職業独特の言い回しみたいなものはあって当然かと思うが、「ございます」言葉は、どうも見下されてる感があって好きになれない。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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