人生相談なんかしてくるなよ。でも、聞くだけ聞くか

 俺に人生相談するんじゃないよ。
 人の相談に乗ってる余裕がないのが第一の理由、他人様に何か言ってきかせるほど立派な生き方をしていないのが第二の理由だ。

 でも、私より年配の爺さんに、「他に相談する相手がいないんですよ」と言われれば仕方ない。残りの人生をどう送るかアドバイスしよう。

 「ハローワークに行っても、シルバー人材センターに行っても、ダメなんです。何かないですか?」
 そこだ。その「何かないですか?」だ。
 何でもできるんだったらそういう聞き方もありだが、たとえば私が、「これはどうですか?」と聞いたら、「それは出来ません」、「じゃあ、これは?」と聞いたら、「それもダメです」って、立場逆になってると思わないか。
 自分の方から、「これがやりたい」とか、「こういうのなら出来る」とか、相談するならそれが順序だろう。なんでこっちが提案しなきゃいけないんだよ。

 私は高校教員のとき進路指導が専門分野だったから、「ボク、何に向いてますか?」なんてよく聞かれたが、知るかそんなもん。やってみなきゃ分かんねえよ。
 でもまあ、子どもの言うことだから許そう。

 しかし、いい大人に同じ質問されたんじゃな。

 あなたは、社会人として半世紀にわたって活躍してきた。成功もしたし、失敗もした。いや失敗ばかりというが、それも今となっては財産だ。
 今からもう一度何かをやりたいと思うなら、その財産の中から何かを発見することだ。あなたの探し物は、どこか遠いところにあるのではなく、あなたの中にある。

 まったく経験したことのない何かを今から始めてもいい。しかし、それでは時間がかかり過ぎる。我々にそれほどの持ち時間はない。
 経験にこだわれ。経験をベースに考えろ。ただし、時代は進んでいる。

 人々があなたに何か期待しているとすれば、それはあなたの経験ではない。そんなものを滔々と語ったって、ただの自慢話としか受け取ってくれない。そうではなく、経験を元にした発想だ。経験者のみが生み出せる新たな発想だ。

 どうせ頭使うんなら、「何かないかな」とか「これから俺の人生どうなるのかな」なんて考えてないで、経験の中から今に生かせるネタを探しなよ。そしたら、一緒に考えてもいいよ。

 以上、人生相談終了。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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