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「学校選択問題」実施の春日部女子に行ってきた

 春日部女子高校に行ってきた。

 同校は、現在の中学3年生が受ける平成31年度入試から、数学・英語の2教科で「学校選択問題」を導入する。
 これにより実施校は21校となる。

 25日発表された「学力検査の出題の基本方針並びに学力検査の実施教科及び出題範囲」の中に、「3.その他 数学及び英語については、校長から届け出のあった21校において、学校選択問題(一部に応用的な内容を含む学力検査問題)を出題する」とあるように、「学校選択問題」を導入するかどうかは各学校の判断による。

 同校の受験者レベルから考えて、「学力検査問題」では選考が困難という状況にはないと考えられる。すなわち、外国語科の英語は別としても、普通科の数学・英語や外国語科の数学において高得点者が続出し、差がつかないという状況ではない。
 したがって、「学校選択問題」の実施により、数学においては20点台、30点台の低得点者が続出し、逆の意味で差がつかず、かえって選考が困難になる危険性もはらんでいる。また、数学が苦手な生徒に敬遠され、ただでさえ高くない倍率が、さらに低下する可能性もある。

 今年4月着任した鈴木徹也校長は、上記の点は十分に承知しているとした上で、「理系をめざす女子(いわゆるリケジョ)を育てたい。また、国公立大学をめざす者が増えている現状からも数学力の強化を図りたい。こうした学校方針を明確に伝える意味で、導入に踏み切った」と述べている。
 
 入試選抜における技術上の問題点克服ではなく、これを突破口にして、大学進学に対する地域の期待に応えうる学校に転換しようという思いが強く表れているのが今回の決定である。

 同校の今春の大学合格件数は次のとおり。
 国公立 24人(埼大4 県立大6など)
 早慶上理 4人(早0 慶0 上0 理4)
 MARCH 17人(明2 青0 立9 中0 法6)

 世間から進学校と見てもらうためには、国公立は最低でも30人、できれば50人をクリアする必要はある。早慶上智の合格がゼロの進学校もあり得ない。
 表面的な数だけにこだわる必要もないが、「学校選択問題」実施校の一員に加わった以上、一定のノルマ(責任)は果たしてもらおうではないか。

 20180525春日部女子


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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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