埼玉県公立入試、配点と通過率から何か見えて来ないかを調査

 本日、塾の先生方向け。

 そんなこと、とうの昔から分かっておるわいという方がいるのを承知で、配点と通過率の関係を調査。
 30年度の詳細データは未発表のため、29年度埼玉県公立入試・国語で調べてみる。

 タテ軸に1問ごとの配点、ヨコ軸に通過率をとり、プロットした結果が下のグラフ。

 2018平成29年度入試 国語の配点と通過率グラフ

 ●作文は大量点とれる 
 配点が突出しているのが大問5の作文だが、通過率は全24問中5番目の高さ。
 つまり、意外に易しく大量点獲得のチャンスだぞ、となる。もっとも、裏返せば出来ないと悲惨だぞ、でもある。

 ●論説読解、攻めるか捨てるか 
 配点6点は4問だが、すべて長文読解(大問1と大問3)の中にあり、かつ表現力を問う問題である。「〇字以上、〇字以内で書きなさい」というタイプの問題。小説読解(大問1)の方はまずまずの通過率だが、論説読解(大問3)の方は出来が悪い。
 また、配点5点は2問だが、これも長文読解の中にあり、記号選択ではあるが、長文全体の内容把握が求められる問題。こちらも小説読解の方はよく出来るが、論説読解が出来ない。
 平均点よりやや上、70点台狙いなら小説読解で確実に点数を取る作戦でいいが、80点以上の高得点狙いなら論説読解の攻略が求められそうだ。

 ●漢字練習に時間をかけ過ぎない
 配点2点は5問あり、すべて漢字の読み書きだ。
 1問ぐらい出来なくたって、大したことはない。全部出来ても高々10点だ。コツコツ練習すれば将来的には役立つが、受験勉強の生産性(そんな言葉あるか?) という観点からは、このためだけに大量の時間を投ずるのは得策ではないと思う。


 入試は数字(点数)の勝負なのだから、数字に基づいて論理的に説明してあげましょうという話であった。
 思いつきで始めてみたものの、グラフの作成に意外と手間取ったので今日は国語のみ。順次他の教科も調べてみるつもりだ。

 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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