年寄り引っ込め。いや、それじゃ若者の負担が増えるぞ

 中曾根康弘元首相が5月27日、100歳を迎えられた。慶賀の至り。
 1918年(大正7年)生まれという。第一次世界大戦が終結した年である。ちなみに田中角栄元首相も同年5月4日生まれ。

 中曾根康弘氏は1982年(昭和57年)から約5年間首相を務めた。子の弘文氏は参議院議員(元文相・外相)、孫の康隆氏は衆議院議員。弘文氏の妻は今を時めく?前川喜平氏の妹、という話はどうでもいい。

 中曾根康弘氏はとうの昔に政界の第一線を退いたが、マレーシアではマハティール氏(92歳)が首相に返り咲いた。何てことだ。
 わが国では「憲政の神様」と謳われた尾崎行雄(1858~1954)が94歳まで衆議院議員を務めた例があるが、現在の国会議員では80歳を超える人はごく少数だ。

 「老害」という言い方がある。
 政界や企業で世代交代が進まず組織が硬直化している状態。

 年寄り引っ込め。
 私もちょっと前まではそう言ってきたが、今は言われる立場に変わった。
 自分がそういう立場になったからというわけではないが、「人生100年時代」が現実味を帯びてきた今、年寄りは引っ込まない方がいい。

 健康という幸運に恵まれた年寄りが、引き続き社会の第一線で働き、年金をもらわず、逆に税金や社会保険料を払う側に留まっている方が若い世代の負担は軽くなる。だから、若い人々も不用意に「年寄り引っ込め」などと言わないことだ。

 今の年寄り世代は、だいたい60歳あたりをゴールと設定してそれまでの人生を生きてきた。あとは趣味や孫の面倒でもみて余生を過ごすか。
 ところが、いざ設定したゴールに近づいてみると、どうもここはゴールではなさそうだ。さて、どうしよう。
 というわけで、私の周りにもいい歳して「生き方」に迷う年寄りが大勢いる。

 80歳を過ぎ、90歳を超してもまだ現役。
 昔なら、いい加減にしたらと言われたものだが、今やかれらは立派なロールモデルだ。見習おうではないか。

 明日は生活習慣病予防検診に行ってくる。

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