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教育は永遠に時代のトップランナーにはなれない

 時節柄、毎日どこかの学校を訪ねる毎日。
 そろそろ新しい学校案内パンフレットも出来上がるころだが、それらを見ると、それぞれが特色を出しているようでいて、実際はみんな同じようなことを言っている。

 「来るべき大学入試改革を視野に入れつつ、AI時代を見すえて、ICT教育を推進し、アクティブラーニングを用いてグルーバル教育を強化する」
 こんな感じかな。

 子供たちは、こんな訳の分からんヨコ文字に興味はないはずだから、もっぱら親に向かって言っているんだろう。
 将来役に立つ技術や技能を若いうちに身につけておけば、この子の将来は明るいに違いない。自分が今苦労しているのは、そういう教育を受けて来なかったからだ。そう思っている親には、かっこいいヨコ文字の羅列はかなり効き目がある。

 違うね。
 
 最先端の研究をしている人、最先端の技術を開発している人や、それを駆使している人は、最先端の教育を受けた結果じゃないから。
 
 教育というのは永遠に時代のトップランナーにはなれないの。
 世の中でいろんな事が起こって、いろんな必要が生じて、その中から、やっぱりこれは教えておいた方がいいよねと、まあ合っているかどうか別として、とりあえずの結論が出て、それが遅ればせながら学校の中に入ってくる。だから、これからも教育が時代に先行することはない。

 便利な機械が発明されたら、それを使えるようにしておいた方がいいとは思う。でも、いつの時代でも先頭を走る人は、暗闇を手探りで進むものなの。素手で固い岩盤を打ち砕いて一歩ずつ前進するしかないの。機械の発明はその結果だから、機械を使えても先頭には出られないってことだね。

 これから小学校でも英語やプログラミングを教えることになっているが、誰が教えるのよ、ってことになっている。
 2020年にそういう必要が生じることが予見できていたら、30年前にそういう教員養成しとけばよかったじゃない。でも、誰も分からなかった。
 そんなもんですよ。

 でも、先生方は何だかんだと言いながらやると思うよ。
 じゃあ、その原動力は何なのか。予測不可能な事態に遭遇したとき、それを乗り越える力とは何なのか。そのあたりを己の経験に照らして考えてみれば、子供たちの未来のために必要な力というものも、見えてくるんじゃないか。

 募集政策上、派手なヨコ文字も必要だが、流行りのものなんて所詮30年後には陳腐化するに決まってる。時代を超えて求められる資質・能力ってものがあると思うが、そういう私の考えは過去のものなのか。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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