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通知表、「5」に上限なく「1」に下限なし

 通知表で「5」をもらってくる生徒。
 完璧?
 いや、そうではあるまい。
 物差しの目盛りが「5」までしかないから、「5」と表しているだけで、本当は「6」の子も「7」の子も「8」の子もいるわけである。

 テストの100点も同じこと。
 A君100点=B君100点。
 物差しの目盛りが100点までしかないから、その先の力の違いは分からない。

 たとえば漢字のテスト。
 全部読めて書ければ100点。読めて書けて意味が言えても100点。

 私立でも公立でも、最上位校に入ってくる子はみんな、通知表なら「5」、テストなら100点、偏差値なら70以上。
 では、みんな同じ実力か?
 実はそうではないのだが、ここを本人も親も誤解しがち。

 入試や模試の物差しが「5」まで、あるいは100点までしかないのは仕方ないが、塾長先生は、その先の「6」も「7」も「8」も、あるいは120点も150点も、正確に測れる物差しを持っていなければならない。

 公立中学校では、「5」の子を「6」や「7」や「8」まで伸ばす指導はできない。中学校の先生方が、そういう物差しを持たないのではなく、現行のシステム上、それができない。
 
 塾のビジネスモデルは、「3」の子を「4」に、「4」の子を「5」にと、ワンランク上げてあげる指導が前提で成り立っている。
 市場の大きさを考えれば、それでいいわけだが、「5」の子を「6」や「7」や「8」にというニーズがないわけじゃない。ただ、市場としてのスケールが小さい。

 本人がちょっとでも興味を示したら、教科書や入試問題にとらわれることなく、先の先まで教えてあげる。
 個人的には、そういうのをやってみたいと思うが、思い付きで教えるんじゃなく、自分自身が正確な物差しを持ち、それを基準に教えなければならない。
 ただ知っていることを教えればいいなら楽だが、そうじゃないところが難しい。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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