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前から思ってるんだが、問題は部活じゃないんじゃないの

 またもや教員の勤務実態調査の話だが、こんな資料が見つかった。 
20180930勤務実態調査

 小さくて見えづらいと思うが、昭和41年度に実際された調査と平成18年度調査の比較だ。
 (昭和41年、私そのころ中学3年生で受験生やってた)
 40年間調査してなかったんだね。何でも日教組が管理強化になると反対していたらしい(その後方針転換)。ずっと、やっとけばよかったのにね。

 昭和の先生の月残業時間 約8時間。
 平成の先生の月残業時間 約34時間。
 おいおい、何かの間違いだろう。月8時間ってホントかよ。
 大昔の記憶をたどってみるが、たしかに部活も生徒だけで適当にやってる部が多かったし、放課後職員室行くと先生ほとんどいなかった。

 昭和41年度と平成18年度との大きな違いは、「生徒指導等」の時間が飛躍的に増えていることだ。「事務的な業務(学校経営等)」 もかなり増えている。「授業準備・成績処理等」、「補習・部活等」も、まあまあ増えている。
 平成18年度で赤枠になっているのは、先生が負担に感じている業務で、上記の業務はすべて負担を感じている業務である。

 「事務的な業務」はともかく、「生徒指導等」は、本来の先生の仕事だろうにと思うが、昔とは大きな違いがある。
 特別な支援が求められる生徒や外国人生徒が増えたことや、不登校やいじめ、虐待への対応など、学校が抱える課題が多様化している。
 もうこれ以上、学校に問題を持ち込まないでくれ。

 いま部活がやり玉にあがっているが、このデータを見る限り、先生の多忙や負担の主原因は「補習・部活動」ではない。赤枠ついてないでしょう。時間も爆発的に増えているわけじゃないし。
 まあ、平成18年度調査と直近の28年度調査では、それぞれ変化はあるわけだけど、「生徒指導等」が大変なんですよという状況は変わってない。

 部活を負担に感じてますかと聞けば、「そうだ」と答えるだろうが、では、それが最大の負担ですかというと、そうではない。
 たしかに、部活の改善は必要だとは思う。そのことはまた別に書く。だが、部活の負担をなくしても、もっと大きな負担があるわけだから、「はい、これで残業なくなりました。終了」とはなりそうもない。

 児童生徒の問題なんだから学校が解決しなさいよ。
 学校で起こった問題なんだから学校で解決しなさいよ。

 という具合に、家庭の問題、社会の問題でもあるのに、それが丸ごと全部学校にぶち込まれるから先生が忙しくなる。そういうことなんじゃないか。

 先生たちもね、責任感じて頑張るのはいいけど、「そんなの全部できないよ」という声を少しずつ上げて行きましょうよ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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