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危機感を煽っても、ろくな結果が出ない

 「職員(先生方)に、危機感がないんですよ」
 そいつは愚痴かい、それとも相談してる?

 どっちにしたって、私には管理職(校長や教頭)の経験はないから、お気の毒にとか、めげずに頑張ってね、と言うしかない。

 校長や教頭は危機感がバネになるのかもしれないが、普通の先生にとって危機感はやる気の原動力にならない。そう考えたほうがいいのではないか。
 これは塾でも同じ。社員や講師の先生が塾の現状に危機感持ったら、辞めるだけでしょう。
 
 子供たちも一緒。「このままじゃ落ちるぞ!」で頑張れる子もいるが、「じゃあ志望校下げるわ」で終わってしまう子の方が多そうだ。

 ということで、部下や生徒に危機感を煽ることによって、やる気を引き出そうという考えをいったん捨てましょう。いや、永久に捨てる必要はないですよ。時々ドカーンとショックを与えるのが有効な場合もたぶんあるから。一つの手段として保有しておきましょう。

 危機感というのは、今のままでは危ないぞという不安なのだが、このまま行ったらどういう結果が待っているかを想像できなければそもそも危機感など持てない。だから、そのことをイメージしやすいように話してきかせるが、所詮は空想の世界だ。
 やはりある程度の知識と経験を持っていないとリアルに想像することはできないので、一般社員や一般教員や子供には効き目はない。

 もちろん、命令してないのに本人が「このままではまずい」と思っちゃうのはいいですよ。というか、真の危機感ってそれだから。

 どうやって危機感を持たせるかを考える暇があったら、仕事や勉強に対し、真剣に、前向きに、かつ楽しく向き合えるような制度や仕組みや仕掛けを考えたほうがいい。
 「真剣に」や「前向きに」は分かるが、危機を目の前にして「楽しく」はないでしょうとなりそうだが、そういう状況だからこそ「楽しく」、もしかしたら「面白く」が重要なんじゃないですか。要は良い方向に結果が出ればいわけだから。

 言葉や精神論ではなく、制度・仕組み・仕掛けで解決しましょう。私に愚痴だか相談だかしている皆さん、今度会ったらそういう話をしましょうね。

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今回のこのブログの内容、スタッフの研修に引用させていただきました。
危機感をあおるだけではダメ、という先生の言葉の奥の深さに、改めていろんなことを考えさせられました。
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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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