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なぜ毎日スーツにネクタイだったかの疑問に、35年ぶりに答える

 先生はなぜ毎日スーツにネクタイだったのですか?
 って、何だよ、35年も経って今さらかよ、なぜ高校生のとき聞かなかった。

 はい、これは土曜日のクラス会でのお話。

 では、そのお答え。
 理由1
 教員になる前、会社勤めをしていたのでそれが当たり前の服装だった。
 理由2
 当然、私服よりもスーツ・ワイシャツ・ネクタイの方をたくさん持っていた。
 理由3
 生徒の制服と一緒で、毎朝何を着て行くか悩まないでいい。

 なんだ、そんなことか。
 いやいや、その程度では10数年に及ぶ教員生活で、ただの一度もノーネクタイで教壇に立ったことはないという偉業(?)は達成できませんよ。(ちなみに、クールビズが広まったのは最近の話)

 先生は自分が出来ないことや、やったことのないことを生徒に要求することがある。
 これは部活の指導などを考えてみれば分かりやすい。生徒だって、「そんなに言うなら、先生やってみろよ」とは言わない。そんなんじゃ上手くも強くもなれないことは生徒だってよく分かっている。

 しかし、自分でも出来るのに、またやるべきなのに、それをやらずに生徒だけに要求していいのか。まあ、先生なんだからそれでいいという答えもあるだろうが、若き日の私が出した答えは、まずは己が実践すること。生徒の服装を注意するなら、自分がお手本見せなきゃ。というわけで、これが「理由4」である。

 私は決して優等生や模範生ではないけれど、教員時代はかなりストイックな生活をしていたと思う。もちろん若いころだから、かなりいい加減な部分もあったし、羽目をはずすこともあった。ルール違反も数知れず。
 だが、基本的にはストイック。

 それに気づいたのは教員を辞めてサラリーマンになったときだ。
 何なのだ、この自由、突き抜けるような解放感は。
 そうか、これからは無理して見本になったり、お手本示さなくていいんだ。ストイックな生活とおさらばだ。自由に生きられるんだ。
 現職の教員の皆さんも、たぶん定年退職されたら、これに似た感覚を味わうことになるだろう。
 
 これから勉強を教えるのはAIが代替する時代になるだろうが、はたしてクラス会にAIを呼ぼうって話になるだろうか。呼んだら笑えるけど。
 先生には勉強を教えるという機能があるんだが、それ以前に存在そのものが先生なんだ。厳しさと優しさと、真面目さと間抜けさと、全部ひっくるめて先生。さあAI、どっからでもかかってこい。

 以上、35年ぶりのお答えでした。

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りマインド

単純に 暑くないっすか? と聞いた私に
お話くれたその答えより格好よくなってますよ。

お返事ありがとうございました

先生からのお言葉嬉しくて、胸がいっぱいになりました。メッセージみんなと共有させて頂きました。質問へのお答え。とは言っても、当時厳しい服装チェックをされる先生が多い中、先生は細かいところは大目に見て下さっていた記憶があります。私の聖子ちゃんカットも。笑

No title

機械的な作業はAIに代替できる時代。
でも,教育をAIに任せるってのはちょっとな,と思います。
最後は人と人のぶつかり合い,繋がり合い。
アナログな部分も残しておかないと,
『人間教育』は出来ないように思います。

それにしても,
「さあAI,どっからでもかかってこい。」
の一言には,とても痺れました!
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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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