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正義のオバサンとクレーマーは紙一重

 昨日のマラソン大会での出来事。

 出走前のトイレには長蛇の列、というのはランナーにとってお馴染みの光景である。
 並んだボックスによる運不運がないように、ボックスが10あろうが20あろうが、列は一列で空いた所に順に入るというのがお約束。

 と、そこに、応援にやって来たと思しき母と息子(小学校低学年か)が現れる。
 息子「ガマンできない」
 母「順番なんだから我慢して」
 すると、最後列に並んでいたランナーが、「少しでも前の方がいいよね」と順番を譲る。それを見ていた別のランナー数人が、「一番前に行きなよ。係の人に言えば大丈夫だから」と母と息子に言う。
 どうしようか迷う母に、「じゃあ、一緒に行って頼んであげよう」というランナーが現れ、息子は無事列の先頭へ。
 まあこれが大人の対応ってものでしょう。

 今日の銀行での出来事。
 正義のオバサン登場。

 月末を控え、結構長い列が出来ていたが、突然、「ちょっと、並んでるんですけど」と大声が響く。
 誰かズルしたのか?
 いや、そうじゃなかった。
 フロアー係の女性がすぐに「こちら、記帳専用の機械ですので」と説明したので、正義のオバサンの勘違いと判明。とんだ赤っ恥だ。

 ところが正義のオバサン、「あら、ゴメンナサイ。アタシ勘違いしちゃった」とでも言えば可愛げがあるものを、「もっと分かりやすくしときなさいよ」と攻撃の矛先を銀行に向けやがった。

 で、この光景を眺めていた私は、正義のオバサン(もちろんオジサンの場合もあるが)と、クレーマーとは、紙一重だなと思ったわけである。
 不正が許せない性分というのはあるものだ。と言うか、本来そうでなくてはいけないのだが、どうもこれが高じるとクレーマーに転じてしまう危険性があるようだ。正義をかざして他人に文句をつけるのを喜びにしてしまう人ってことかな。

 さて、この正義のオバサンが、もし昨日の現場に居合わせたら、どんな対応をしただろうか。
 親子は別に順番を無視したわけではなく、皆さんの好意でそうなったのだから、何の問題もないのだが、正義のオバサンだったら「ちゃんと家で済まして来なさいよ」とか、「もっと早めにしときなさいよ」と、ひとこと言ったかもしれない。

 教訓(と言うより反省)。
 年をとると、視野が狭くなり、想像力が乏しくなる。自分の経験や考えだけが正しいと思い込むようになる。
 「限りなくクレーマーに近い正義のお爺さん」にならないように注意しないと。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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