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「公立も頑張っています」という声にお答えして

 公立高校だって、やることはやってるんだけどね。

 1月12日付「公立希望者70%割れ~」に、読者様からいくつかコメントが入っていて、その中に、「公立も昔に比べれば、進路指導も学習指導も手厚くなっており、本人さえやる気があれば難関大学に行ける。ただ公立はアピールが上手くない」という内容のコメントがあった。
 ほぼ同感ですね。

 私は、昔の公立高校教員だったわけだが、大学や予備校の先生を招いての講演会も、大学訪問(見学)も、学習合宿も、進学模試も、進路オリエンテーションも、もちろん進学補講も、みんなやってましたよ。
 むしろ、当時(30年前)は県内私立の方が、そういうことをやっていなかった。

 で、当時に比べて現在の公立の指導は、たしかに進化している。
 それは間違いないところだが、私立の方が、その上を行っているということでしょう。

 「公立は個人的、私立は組織的」 
 先生一人ひとりの能力や経験において公私間に差があるわけではないが、組織的な取り組みという点では、私立の方が上を行っている。
 というのが、私の見立てだ。

 たとえば、進学補講ひとつをとってみても、私立だったら、学校全体、学年全体、教科全体で計画的に取り組むところを、公立だと「やってくれる先生は手を挙げて」みたいな形になっていることが多い。これは私の時代からそうだった。
 だから、公立にだって「受験の匠」「受験の神様」みたいな先生はいるわけだが、その先生が他校に異動したら終わりだ。数学科はやる気十分だが英語科がいま一つといった教科間の温度差などもある。
 組織的な取り組みができるかどうかが公立の課題だろう。

 公立はアピールが上手くない。

 ご指摘の通りなのだが、手法の巧拙よりも、生徒募集や入試というものをどう位置付けるかという点が大いに関係しているのではないか。
 私立では、募集広報を担当する独立した部署があるのが普通で、スタッフも揃っているし、トップ(校長)と直結した重要ポジションだ。
 公立にも、募集(広報)委員会といった組織はあるにはあるが、順番にやっているだけなので、エキスパートが育たない。つまり素人集団であるから、アピールが上手いはずがないのである。
 私は、公立も生徒募集にはもっと力を入れるべきだという考えで、その点については、音声動画も公開しているので、まだの方はぜひご視聴いただきたい。

 音声動画「公立こそ定員割れが許されない」
 
 現在の私は、私立との関りの方が圧倒的に強いのだが、私を育ててくれた公立への恩義と愛着というものがある。また、公私を問わず、学校と先生を応援しようというのが今の立場である。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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