FC2ブログ

根拠なく山をかけるより、分析に基づく予想でしょう。

 入試問題を作成する側から考えた場合、公平性とバランスである。

 公平性というのは、たとえば、その年の模試などに出題された問題を避けるだろうということ。
 問題の類似性の基準をどのあたりに置いているかは不明だが、それを受けたことのある受験生と受けていない受験生との間に、明らかな有利不利が出ないようにとは考えているだろう。

 県内で、ある教科の教科書が複数採用されている場合は、そのすべてをチェックして、使っている教科書によって有利不利がでないようにとも考えているはずだ。もっとも、入試に出題される内容は、どの教科書にも載っている基本的な事項ばかりだから、このあたり受験生はほとんど心配する必要はないだろう。

 以上、公平性の話。
 次にバランス。

 まず、易しい問題と難しい問題のバランス。
 難易度が高い問題ばかりだと下位の学校での選抜に使えず、逆に難易度が低い問題ばかりだと上位の学校の選抜に使えない。そこでバランス良く。
 明らかに出ると分かっているような問題が、期待を裏切らず毎年出されるのは、そういう問題も入れておかないと、平均点が下がり過ぎるからだろう。

 分野・単元のバランスも考えられている。
 これには2つある。
 一つは、年度内でのバランス。社会で地理・歴史・公民の三分野からほぼ均等に出題したり、理科で物理・化学・生物・地学からほぼ均等に出題したりするのは、年度内でのバランスを考慮したものだ。

 もう一つは、複数年度を通してのバランス。
 たとえば。理科の地学分野には大きく3つの内容がある。「地球と宇宙」、「大地のつくりと変化」、「気象とその変化」。
これらを単年度で全部出すことは難しい。そこで、複数年で見た場合、単元に偏りなしと言えればいい。と、そのように考えるので、結果としてこの3つをほぼ順繰りに出題することになる。
 ちなみに私は、31年度理科大問2「地学分野」は、「気象とその変化」からと言っている。

 今年は「気象~」であるの証拠映像


 以上のことは、塾の先生方なら先刻ご承知のことばかりだが、読者の中に保護者の方もおられるようだし、ごく稀に受験生もまざっているようなので、念のため書いておいた。


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
当ブログを訪問された方
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード