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中学生の考える「みんな」が本物の「全員」につながる時代

 「中学生にとって世界とは半径500m圏内である」
 それ、誰の言葉?
 私だよ。私は前からそう言っている。

 たまに家族旅行や部活の試合で遠出することはあっても、行動半径は基本500mか、せいぜい1㎞。
 もちろん、ここで大事なのは数字ではなく、世界が狭いという意味だ。

 かれらはよく「みんな」と言う。
 みんなやってる。みんな持ってる。みんな知らない。
 この場合の「みんな」は、もちろん言葉本来の意味での全員ではない。自分と付き合いがあるクラスや部活の友達、あるいは現実に視界に入っている人達のことである。まあ、人数にして5、6人。それでも、かれらにとっては、それが「みんな」である。

 かれらの言う「みんな」は、大人用語で言う「仲間内」程度のものであるが、未熟なかれらにとって、それが「全員」であり、それが「世界」である。

 かれらは、「みんな」に認められようとする。「みんな」に受けようとする。それで、時にバカげた行動をしてみせる。
 「オレ、やってやったぜ」
 まあ、このあたりは昔の若者も今の若者も大差はない。

 しかし、ここにTwitterだのInstagramといった、新たな道具が登場した。
 かれらにとっての「みんな」は、「仲間内」であるから、TwitterやInstagramの向こうにいるのも所詮は「仲間内」である。
 だが、実際にその向こうにいるのは、かれらの想像力をはるかに超えた本物の「全員」であり、本物の世界である。

 半径500mに生きるかれらに、それを教えるのは難しいことだが、この時代を生きるかれらには、ネットやSNSの世界の恐さを知らせてやらなければならない。

 半世紀前、われわれにとって道路は遊び場だった。車の恐さなんてものは教わる必要はなかった。しかし、今に生きるかれらには命を守るための必須知識だ。時代によって、教えるべきことは変わる。

 くら寿司やセブンイレブンのバイトによる動画炎上騒ぎを見て、そんなことを考えた。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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