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志願者・合格者の男女別が発表される可能性は少ない

 埼玉県公立入試における学校ごとの男女別志願者数と、男女別合格者数を知りたいと思い、いろいろ調べてみた。

 10月と12月に行われる進路希望状況調査では、男女別に希望者数が発表されているが、これは教育局教育政策課(各種教育統計などを扱う)によるものだ。
 その後に発表される実際の出願状況や合格者数などには男女別がないが、こちらは教育局高校教育指導課によるものだ。

 埼玉県公立入試では、都立高校のような男女別定員制を設けていない。したがって、志願者や合格者について男女別に集計する必要性がない。だから、調べない。
 
 たしかに自分の経験に照らしてみても、男女比に目が向くのは合格発表後のクラス編成からで、入試の段階では「今年は男子が(女子が)多めかな」という程度の関心しか持たなかった。仮に男女比が事前に分かったところで、選抜には何の関係もないわけだし。

 現場感覚としては、男女比は極端に違わないほうがいい。あるいは、年度ごとの違いも少ないほうがいい。ただ、そう思っても、選抜段階でこれを調整することはできない。
 せいぜい出来るのは、男子が少ないと思えば男子向けアピールを強化し、女子が少なめだと思えば女子向けアピールを強化することぐらいだが、受験者が増えれば合格者が増えるという保証はない。

 塾の先生方は男女別を知りたいだろう。高校の先生も他校の男女別には関心があるだろう。

 だが、この先、男女別が発表される可能性はきわめて低い
 なにせ、性的少数者に配慮し、入学願書から性別欄をなくそうという時代だ。2019年度では大阪府と福岡県が性別欄を廃止し、神奈川県など14道府県が廃止を検討しているという。
 性別欄がなければ男女別が出せるわけないじゃないか。

 以前、読者の方からも質問があり、いつかこの話題を取り上げなくてはと思っていたのだが、時代の流れというか、世の中の雰囲気というものを考えると、今まで出していなかった男女別を、このタイミングで出すようになるとは到底思えない。
 というのが本日の結論だ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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