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「eスポーツ」の部活化は業界の戦略でしょう

 「eスポーツ」を部活化しようという議論がある。
 念のために言っておくが「eスポーツ」は「イー・スポーツ」であって、「えっ、スポーツ?」ではないのである。
 しかし、内容的にはコンピュータゲームであるから、「エレクトリック・スポーツ」ではなく、「えっ、スポーツ?」と思う人が出てきても不思議ではないのだ。

 ただのゲームにスポーツと名付けたのは、これをビジネスとして広めたい人々の戦略だろう。
 一日中部屋にこもってゲームに興ずるのは健康的とは言えないが、スポーツと名付けることで、マイナスイメージが払拭ないしは軽減される。なかなか上手いネーミングだ。
 思考力や戦略性が養われると言うが、後付けの理屈だ。

 医者「健康のために適度な運動をした方がいいですよ」
 患者「大丈夫です。eスポーツを毎日やってますから」
 とはならないから、競技性があるというだけでスポーツにカテゴライズするのは、やはり無理がある。

 ゲームが盛んになり、それで飯を食って行けるプロが誕生し、それに関わる業界が活性化するのは結構なことだが、eスポーツという名前が付いているからといって、部活動に組み入れていいかというと、これはまた別の話だ。

 先生の部活動に関する負担を減らそうというのが、今の流れではないのか。だとすれば、部の数は今より減らすべきであって、増やすという選択肢はないのだ。学校外で出来ることは学校外でやってもらえばいい。

 eスポーツ関係者としては、さらなる普及のために、全国大会をやったり国際大会をやったりするだろう。
 デモ競技としてであってもオリンピックで行われれば、宣伝にも権威付けにもなる。加えて、学校で部活として公認されれば、親も反対しづらくなるかもしれない。
 業界の人々は、さすが考えてるね。

 生徒募集に苦しんでいる学校が、話題性重視でeスポーツに飛びつくことは考えられるが、そうではない学校にとっては、議論する必要すらない問題だ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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