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先生同士の呼び方は「先生付け」か、「さん付け」か

 高校に入って驚いた。
 部室で上級生が、先生のことを「〇〇先生」でもなく、呼び捨てでもなく、「〇〇さん」と言っている。
 へぇ~、やっぱ高校生って大人なんだなと妙に感心したのを覚えている。以後、先生と面と向かって話すときは別だが、仲間内の会話では「さん付け」または、代々受け継がれてきた綽名だ。

 大学時代の記憶は薄いが、一応大人になっていたから、本人が目の前にいないからといって、呼び捨てにするようなことはなかった。「岩田さんの解釈はやっぱ独特だよな」みたいな。
 ちなみに、この岩田さんは、つい先ごろまで日銀副総裁を務められた岩田規久男教授である。当時は無名の新人講師だったので、「このゼミ一番入りやすいんじゃね」的な安易な選択をした結果、私は最初のゼミ生となったのである。

 教員になる前、一時会社勤めをしたが、その会社は新卒からアルバイトに至るまで全員が社長のことさえ「さん付け」で呼ぶ会社だった。もちろん、上司からも「さん付け」で呼ばれた。

 高校の先生として最初に赴任した学校(何度も言っているように県立川口北)では、年齢・役職に関わらず、互いを「さん付け」で呼び合っていた。さすがに生徒との会話の中では、「それは〇〇先生に聞いてみなさい」となるわけだが、先生同士で「〇〇先生」と呼び合うことはなかった。初代校長の方針だったと思われる。
 二校目の学校。ここでは若い世代は「さん付け」で呼び合っていたが、年配者は「〇〇先生」派が多かったと記憶している。

 教員を辞めて就職した会社は、役職呼び禁止。「さん付け」が義務付けられた。


 学校の先生は、お互いを「〇〇先生」と呼び合うべきか、「さん付け」で呼び合うべきか

 企業の世界では一時、「さん付け運動」なんてものが流行った。
 「部長」、「課長」と役職で呼ぶのではなく、「さん付け」で呼び合って、組織の風通しをよくしましょうというものだが、もともと学校は、管理職(校長・教頭)は別として、大卒新人から定年間近のベテランまでフラットな社会であるから、「さん付け」による風通し効果はさほどないように思われる。

 個人的には、「〇〇先生」と呼び合うことにやや抵抗感があるが、「さん付け」環境が長かったためだろう。生徒や保護者との会話の中では、他の先生のことは「〇〇先生」と呼ばざるを得ない。

 結局のところケースバイケースということなのだが、ただこれだけは注意しておこう。間違っても居酒屋では先生と呼び合うな。あと、生徒の名前を出すな
 新人を迎える季節だ。しっかり教育しておいてもらいたい。
 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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