なでしこ、華々しく散る

 なでしこジャパン、決勝で敗れる。

 知識の豊富な皆さんが、いろいろと分析してくれるだろうが、素人の私の感想としては、やはり米国の方が数段上だったということ。両チーム合わせて7点というのはサッカーの試合としては、レベルが低いこと。

 なでしこジャパンは若返りに失敗したという意見もあるが、前回優勝時よりも平均年齢が上がったのは事実だが、調べてみると全出場チームの中では、むしろ若いほうだから、それは当たらない。ただ、もう少し若手が伸びてきても良かった。

 前回優勝で、サッカー女子は確実に増えたと思われるが、今後の課題は、「プロとして食えるのか」という問題だ。
 野球にしてもサッカー(男)にしても、トップレベルになれば、十分食っていける。どころか、巨万の富を築くことだってできる。しかし、女子サッカーは、世界の1、2位を争う日本代表に入っても兼業を余儀なくされる。

 これでは、才能のある子どもたちがこの世界に入ってこない。
 娘「私、プロのサッカー選手になる」
 お父さん「やめとけ。そんなんじゃ食えない」
 と、こうなる。

 マスコミは美談が好きだから、アルバイトしながらサッカーを続ける選手を褒めたたえる。たしかに立派なことには違いないが、それじゃ女子サッカーは盛んにならんだろう。
 代表に入っても年収数百万っていうのは夢がなさすぎる。

なでしこは運がいいのか強いのか

 なでしこジャパンは本当に強いのか。
 専門家ではない私にはよく分からないが、とりあえず前回王者として臨んだ大会で決勝まで駒を進めたんだから、やっぱり強いんだろうね。

 たぶん、前回はそれほどマークされていなかった。しかし、その後のオリンピックでも決勝まで進んだから、強豪として相手から目標にされ研究もされただろう。そんな状況での結果だから立派なもんだと思う。

 全部1点差っていうのもいいね。
 でも、これがサッカーなんだよね。よく「得点力不足」とか言ってる解説者がいるけど、よくよく考えてみりゃ、サッカーっていうのは90分かけて1点を取ればいいっていう競技なんだ。
 調べてみたら、決勝トーナメントに入って17試合あったわけだけど、一番多いのが「1-0」で5試合、次が「2-1」で4試合、「0-0」のPK戦も1試合あった。

 決勝は先に1点取ったほうが勝ち。まあ、そういうことだろう。

 それにしても女子がサッカーをやる時代が来るとは思わなかったな。中学校のころ、男子が体育でサッカーやってるとき、女子は何やってたんだろう。全然思い出せない。というか、女子はどうでもよかったんだよな。あの頃。

本当は弱いニッポン、テレビはどう盛り上げるか

 私はサッカーについて何か特別の知識を持っているわけではない。
 そのうえで言うわけだが、昨日のシンガポールとの試合を見ていて(後半途中からだけど)、どうも本田選手のところにボールが回ると、流れが止まるという印象を持ったのだが、どうなんだろう。それと、足遅いんじゃないかとも感じた。

 欧州の有名クラブでやっているんだから一流選手には違いないんだろうが、本田選手にボールが回った瞬間に「さあ、チャンス来るぞ」と期待することはできなかった。
 あくまでも素人の印象だが。

 日本のサッカーは、人気と実力がかけ離れているように思える。むろん人気の方が先行している。
 ただ、先日も書いたようにプロスポーツは興行(見世物)だから、弱くても人気があって、ファンを集められれば、それはそれで成功でしていると言える。
 どんなに実力があっても人気が出ないとダメ。スターが出ないとダメ。そういう点では、サッカーはうまく行ってると言えるんじゃないか。

 ワールドカップ予選というのは、どういう理由か知らないが、ダラダラと長い月日をかけて行われる。
 日本の次の試合は9月だそうだ。
 初戦が引き分けに終わったことで、「後がないニッポン」とか「崖っぷち日本」とか、そんな形になるんだろうね。
 本大会に出られればもうけものというのが、今の日本の実力なんだろうが、そういう大して強くもないチームを、テレビなどがどうやって盛り上げて行くか。そっちの方に興味がある。
 
 

日本サッカー協会は、高校の部活以下だな

 久しぶりにテレビでサッカーの試合を見た。
 日本代表4―0イラク。

 ひどい試合だ。
 相手が弱すぎる。これって、「キリンチャレンジカップ」という冠がついているんだが、全然チャレンジになってない。
 ワールドカップ予選を控えて、こんな弱いチームとやってて大丈夫なのか。

 プロの試合というのは、すべからく興行である。観客に来てもらわなくては話にならん。テレビを視てもらわなければどうにもならん。
 だから、興行的な成功を目指すのは当然なのだが、こんなマッチメイクばかりでは日本代表の強化は図れず、次第にチームは弱体化し、長い目で見ればファンは減少して行く。

 勝ち癖をつけるのも必要だみたいな論評もあるが、嘘っぱちだ。まあ、あまりに負けが続くと意気消沈するから、時に弱い相手とやってコテンパンにやっつけるというのも気分転換のためにはあってもいい。
 でも、本気で強化を考えるんだったら、ちょっとやそっとでは勝てない相手とやらなくてはいかん。そうじゃないとチームの課題も見えてこないだろう。

 高校生の部活だって、できるだけ強い学校と練習試合を組もうと努力してるだろう。日本サッカー協会は、高校の部活以下だな。

プロの監督に必要なのは戦術だけ

 サッカー日本代表のアギーレ監督が解任された。

 今回のケースは特殊だと思うが、それにしてもサッカーというのは監督の首が簡単に飛ぶスポーツだ。J1でも1年で3人交代したこともあった。

 日本のプロ野球でも負けが続くと監督が交代するケースはある。ただし、解任というのは稀で、監督本人が球団に対して休養を申し出るという形をとることが多い。実際にはクビなんだろうが、本人も球団側もあまり傷がつかない形で、穏便に事を進めるというのが、いかにも日本的だ。

 その点、欧米を中心に発展したサッカーは、情無用。成績が悪いとすぐに「お前、クビ」。それを真似した日本サッカー界でも監督の首はあっさり飛ぶ。

 まあ、こうした違いは、単に辞め方の問題であるが、実際のところ、監督の交代がどれほどチームの勝敗に関係するものなのか、そのあたりは考えてみなければならない。

 同じ監督でも、中学生や高校生の部活の場合は、指導者と呼ばれる。相手は子供で、かつ素人であるから、技術や戦術を一つ一つ教えてやらなければならない。いや、それ以前に、練習は大切なんだ、目標を持たなきゃいけないんだということから理解させなければならない。

 だが、プロスポーツの監督には、こうした指導は必要ない。
 選手たちも自分と同じ大人で、かつプロである。しかも、選手の方が給料をたくさんもらっている。
 そんなかれらを相手に、今さら練習の意義や目標の大切さなど語ってどうする。
 監督に求められるのは、勝つための戦術を持っているかどうかという点だけである。

 サッカー日本代表も急いで後任監督を決めなければならないが、人間性だとか、性格だとか、そういうどうでもいいことを基準にしないで、戦術に長けた指揮官を選んでほしいものだ。
 
 
プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
当ブログを訪問された方
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード