バンドをエレキと言っていた時代が懐かしい

 今から30年以上前のことだ。
 文化祭でバンドの出演を認めていいかどうかを職員会議で議論した覚えがある。

 バンド。つまりロックバンドだけど、当時はそういう言い方はなくて、エレキと言っていた。言い方が思いっきり昭和だね。まあ、実際昭和だったんだが。

 40代以上の先生に言わせると、エレキなんてものは不良がやるもんだとなる。この不良って言葉も懐かしいね。今ならヤンキーか。
 20代だった我々も、ビートルズやローリングストーンズを聞いて育って、ぎりぎりレッド・ツェッペリン、ディープ・パープルまでかな。その辺でピタリ止まってる。

 ただただ大音量でギターを鳴らし、大声でがなり立てる。あんなのは音楽じゃない。文化祭にそぐわない。というわけで、なかなか認められなかったが、最終的にはOKになった。
 たしかに、あの頃は技量が伴わなかったね。ド下手だったよ。

 しかし、最近の文化祭を見に行くと、格段に進歩している。楽器も比較的簡単に手に入るようになったし、練習場所が増えているのも一因だろう。
 まあ爺さんになった私には、何を弾いているのか何を唄っているのか皆目見当がつかんし、そもそも何の興味も沸かんが、見るだけは見てくることにしよう。

 9月3日・4日、翌週10日・11日は、埼玉県内高校文化祭の集中日だ。

文化祭盛り上げ派に転向

 教員時代の私は、文化祭というものにあまり関心がなかった。どちらかと言うと、否定的だったと思う。
 運動部の顧問としては、秋の大会を控えて練習が制限されるのが痛い。それと、3年生の担任をすることが多かったので、「この時期(9月中旬)、浮かれてる場合じゃないんだよ」という思いもあった。

 だが、時を経て今は、文化祭盛り上げ推進派だ。
 来年度は、企業なども巻き込んで「文化祭応援プロジェクト」を立ち上げ、各校文化祭の盛り上げとレベルアップを支援したいと思っている。

 リオ五輪では、日本選手団もよく活躍したが、閉会式のセレモニー(東京五輪のプレゼンテーション)もなかなかのものだった。
 無理やりこじつければ、メダル大量獲得は運動部の活躍で、閉会式の方は、文化部の活躍だ。私はあれを見ていて、体格に劣る日本人が世界で活躍するためには、運動部より文化部に力を入れた方が、いいんじゃないかとさえ思った。文化部の方が金メダルに近いぞ。


 文化祭を応援する。その文化祭を中身の濃いものにするのが文化部だからそれを応援するというのが私の考えだが、手始めとして、昨日(8月31日)、埼玉新聞社から、高校の文化祭を特集する特別版の新聞を発行してもらった。

 9月3・4日、9月10・11日の土日に集中しているので、そうたくさんの学校を見に行くことはできないが、受験生の皆さんもちょっと勉強の手を休めて、高校生の頑張りぶりを見に行ってほしい。

 文化祭特集01
 文化祭特集02


今年は何ができるんだ? 浦高祭の門

 浦和高校正門付近にそびえる巨大な建造物。
 浦高祭に訪れる人々を迎える「門」である。

 9月3日(土)・4日(日)の本番に備えて、制作の真っ最中。のはずだが、昨日はたまたま作業お休みとみえて誰もいなかったので、写真だけ撮ってきた。 (読者より指摘あり。文化祭は10日(土)・11日(日)でした。お詫びして訂正します)
 実行委員会のHPを見ると、どうやらバース聖堂というのをモチーフにしたものらしい。

 有志で組織される実行委員会は、もともとやる気満々な生徒の集まりなのだが、中でも門の制作に当たる「門隊」は、「これがやりたくて浦高に入った」と言ってはばからない熱い連中たちだ。

 以前、大手ハウスメーカーのプロの皆さんに、構造写真、完成写真、作業中の写真などを見てもらったが、「これは本格的だ。高校生の仕事とは思えない」と絶賛されていた。
 浦高祭門隊の諸君、きみたちは、将来職人としても立派にやっていけるらしいぞ。よかったな。

 浦高祭門制作中


川越女子の文化祭、来場者1万人超え目指す

 埼玉新聞受験特集号の取材で県立川越女子高校へ。
 文化祭実行委員会の委員長・副委員長、生徒会長に話を聞いた。

 利発な生徒たちへの取材は楽でいいね。
 なぜかって、言葉を選ばなくていい。大人に対するのと同じ言葉、同じ質問内容でオーケー。的確な答えが返って来る。

 今年の文化祭(紫苑祭)は9月10、11日の両日だが、その準備はすでに昨年10月から始まっている。1年がかりの大イベントだ。
 昨年の来場者は1万1571人。カウンターを用いた正確な数字だという。私は昨年、実際に見に行っているが、たしかにこの数字どおりの賑わいだった。

 総勢166人から成る実行委員会が8つのパートに分かれて活動する。
 準備作業を見学させてもらった。

 おそらく中学校時代からリーダーシップをとるということに慣れている生徒が多いのだろう。また、他人と協力して何かをすすめるということにも習熟している生徒が多いのだろう。短い言葉のやり取りの中で、作業が速やかに進行して行く。
 自ら望んで役目を引き受けた有志の集団とはいえ、無駄口をたたいたり、遊んだりしている生徒が皆無というのも、滅多に見られない光景だ。

 当日は私も、来場者1万人オーバーが達成できるように協力しようと思う。
 文化祭実行委員会HP(公式)はコチラ
 ↓
 埼玉県立川越女子高校「紫苑祭」実行委員会HP


 川越女子 曲尺
曲尺を使うなんて本格的だね。でも気になったのは上履き。いま川越女子では左右別々の色を履くのがブームなんだって。


川越女子 ウインドブレーカー
実行委員の誇り、赤のウィンドブレーカー。当日、これを着ている生徒を見たら、彼女たちが実行委員会メンバーだからね。



 

この門を作るために入学してきた

 門の撮影のために浦高に行った。
 制作の過程はホームページで紹介されていたし、近所なので徐々に出来上がって行く様子を実際に見ている。
 だから、今日は完成形の確認。

 今年のモチーフは、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城。
 歴史的な価値はそれほどないようだが、ディズニーランドの城のモデルという説もあり、ドイツにある本物はその美しさから人気観光スポットになっているそうだ。

 遠くから見ていた女子中学生が、「すごいね」、「段ボールで出来てるのかなぁ?」などと会話を交わしていた。まあ、文化祭に段ボールは付き物だからね。
 そこで、お節介な爺さんは、「あれはね、ちゃんと柱を立てて家と同じように作っているんだよ」と、聞かれてもいないのに説明してあげた。
 「そうなんだ。やっぱり高校生はすごいね」。
 そりゃそうだろう。文化祭の門を作りたくてこの学校に入ってきたなんていう連中が大勢いるから気合の入れ方が違うんだよ。

 2015浦高祭門正面
 2015浦高祭門横
 2015浦高祭門裏側

 
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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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