いま話題の日銀がらみの問題が出ました

埼玉県公立高校入試の社会(公民分野)で、いま話題の日銀に関係する問題が出ましたね。
まあ、これは時事問題というわけではなく、偶然の一致です。

日銀の何が話題になっているかと言うと、日銀のトップである総裁人事です。誰を総裁にするかは政府が決めますが、これには国会の承認が必要です(国会同意人事)。安倍内閣が考えている候補者は黒田東彦氏です。自民党が多数を占める衆議院はいいとして、問題は、民主党が多数である参議院です。もし民主党がこの人事案に反対すると、人事は振り出しに戻ってしまいます。そこで、民主党がどのような対応をするかに関心が集まっているというわけです。

さて、入試問題ですが、日銀が行なう金融政策の一つである公開市場操作についての問題でした。
現在は公開市場操作が主要な政策(公定歩合を調節する政策よりも)ですから、ここを聞いてくるのはいいんじゃないかと思います。
で、不景気の場合の公開市場操作操作、つまり買いオペについて「銀行」と「企業」という二つの言葉を用いて説明する。

県が発表した解答例(採点の手引き)によると、「日本銀行が国債などを買って銀行の資金量を増やすことにより、銀行の企業への貸し出しを増やそうとすること」となっていました。
う〜ん、どうかな。たしかにそういうことなんだが、びみょ~ってやつだ。

日銀はマネーサプライ(通貨供給量)を増やして金利に働きかけるんだよね。日銀が金融機関から国債などを買えば、市場に資金が供給され、金利が下がるという効果が期待できる。それが企業への貸し出し金利にも影響するという手順になる。
銀行は資金がたくさんあるから、貸し出しをどんどんするってもんじゃないでしょう。その資金の調達コストが問題になる。ここはやはり、「金利」っていう言葉も入れて説明するほうがいいんじゃないかな。

でも、そうすると説明が面倒になる。ま、中学生の理解はこの程度で良しとするか。

本番30分前、テレ玉入試解答速報

IMG_0109.jpg
 テレビ埼玉にいます。
 午後6時から、今日行われた埼玉県公立高校入試の解答速報生放送が始まります。

 私の出演はありません。解説するのは塾(スクール21)の先生です。
 まあ、終わってしまった入試ですが、自己採点はしておきましょう。

 たぶん、今晩早い段階で県のホームページでも問題や正解が発表されると思います。

本番中↓
本番中


ついにこの日が・・・きょう埼玉公立高校入試

 とうとうその日がやってきました。

 今朝は、会社に行く前に近所の浦和一女に寄ってみました。入試ではお決まりの光景ですね。塾の先生方が激励に訪れていました。しかし、こんなに大勢で待ち構えられていては、かえってプレッシャーになりそう。でも、先生たちも最後に一言「ガンバレ」って声をかけたいんでしょう。

 間もなく9時25分から1時間目「国語」の試験が始まります。

入試当日朝(県立浦和一女)

本番前日の過ごし方で30点多く得点する

 なんて、ことがあったらいいですね。
 まあ、30点という数字に明確な根拠はないんですが、直前の過ごし方次第で当日の得点が違ってくるのは事実です。

 皆さんもこれまでのテストで、「なんで、こんな問題間違ったんだろう」みたいな経験があるでしょう。帰りの電車の中でうっかりミスに気づいたり、家に帰って落ち着いて考えてみたら簡単にできてしまったり。つまり、持てる力を100%出せなかったんですね。
 これが模試だったら、次ガンバルでいいわけですが、入試本番に次はない。

 ですから、本番当日、持てる力を100%出すための準備が大事なんですよ。

 まず前の日というか前の晩、十分な睡眠をとらなければいけません。
 集合時刻は8時45分です。少し余裕をもって8時30分と考えましょう。家からの所要時間は人それぞれですが、ここでは一応60分を想定します。そうすると、家を出発するのは7時30分です。
 朝食は必ずとらなければいけないので、やはり起床時刻は6時ですね。

 ここから逆算すると、前の晩の就寝時刻はだいたい10時ぐらいになります。ふだんならまだ起きている時間だし、決戦を前に気持ちが高ぶっていますから、たぶんなかなか寝つけないでしょう。
 しかしここで、寝られないと焦ってはいけません。ますます寝られなくなります。横になっているだけでも十分な休養になっているので安心してください。

 そんなに心配しなくても、すぐに寝つけるという人は、よほど度胸のすわった人ということになりますが、私は60年以上生きて来て、そういう超大物と出会ったことはありません。死ぬ前にぜひお会いしたいものです。

 まあ、私も含めて普通の人は寝つけないものです。そこで、おススメなのは、もう一日前の行動です。埼玉県公立高校入試は、3月4日(月)ですから、その前の日、3日(日)の起床時刻をいつもより早くするのです。日曜日だからといって寝坊してはいけません。5時か6時、とにかく早く起きましょう。そうすると、その日の晩、つまり本番前夜は自然に眠くなります。早く起きると午後になって睡魔が襲ってきますが、昼寝をしてはいけませんよ。がんばって起きていましょう。
 前日の朝、早く起きるのは、試験当日の予行演習にもなります。

 これで睡眠問題は解決です。
 次に食事。

 脳の唯一のエネルギー源がブドウ糖であることはよく知られていますね。ブドウ糖が不足すると脳が働かなくなります。ではブドウ糖は何から得られるかと言うと、一番分かりやすいのが米、パン、麺類などの炭水化物です。今日から、ガンガン食べましょう。もちろん、ご飯だけじゃなく、タンパク質やビタミン・ミネラルも必要です。大事なのはバランスですから。

 当日は必ず朝食をとってください。試験はお昼をはさんで午後3時過ぎまでの長丁場です。エネルギーを十分に補給しておかないと、途中で脳の働きが鈍ってきます。いわゆるケアレスミスは、こういう状態の時に起きるのです。

 ふだん朝食抜きなんていう人もいるかもしれませんが、明日の朝からは、ちゃんと食べてください。ふだん食べていないのに、当日の朝だけ食べたら胃がビックリしちゃいますから、明日の朝からです。

 太るとかなんとか言ってる場合じゃないですよ。あと6日間、スタイルのことなんてどうでもいい。

 

 

埼玉公立入試、志願者が確定

 本日夜、県教委から確定志願者数が発表されました。
 
 例によって主な学校(普通科)の変化を見ておきます。
 (数字は左から、第1回志願先変更時の人数、今回発表された第2回志願先変更後の人数、比較増減の順です)

 浦和   615 → 612 -3
 浦和一女 522 → 522  0
 大宮   581 → 569 -12
 市立浦和 407 → 404 -3
 蕨    553 → 543 -10
 浦和西  544 → 541 -3
 川口北  513 → 510 -3
 浦和南  500 → 506  6
 
 川越   568 → 560 -8
 川越女子 587 → 585 -2
 所沢北  598 → 587 -11
 和光国際 347 → 344 -3
 
 熊谷   422 → 427  5
 熊谷女子 434 → 434  0
 熊谷西  302 → 303  1
 
 春日部  507 → 511  4
 不動岡  398 → 396 -2
 越谷北  463 → 463  0
 越ヶ谷  497 → 484 -13

 予想したより大きな変動がありました。一ケタ(10人以下)の変動は想定内ですから、大宮の-12、蕨の-10、所沢北の-11、越ヶ谷の-13はやや大きな変動と言えるでしょう。

 次に高倍率校の一覧です。

 蕨    1.71倍
 市立浦和 1.68倍
 川越女子 1.63倍
 大宮   1.59倍
 浦和南  1.58倍
 川越   1.56倍
 川越南  1.56倍
 浦和   1.54倍
 浦和西  1.51倍
 所沢北  1.48倍
 和光国際 1.45倍
 春日部  1.43倍
 川口北  1.42倍
 
 昨年同期のデータを見ると、1.5倍を超えたのは市立浦和(1.80倍)、越ヶ谷(1.53倍)の2校でしたが、今回は9校あります。
 普通科全体の倍率は、昨年同期の1.16倍から1.22倍に上昇、専門学科や総合学科を含めた全日制全体の倍率も、昨年同期の1.15倍から1.19倍へと上昇しています。
 全体的に見て、昨年に比べて「狭き門」になったと言えます。

 昨年は、公立入試が1回になった初年度でした。そのため、受験生は非常に慎重な学校選びをしたようです。やや弱気と言ってもいいかもしれません。はじめから公立を回避し、私立単願に流れた人も多くいました。
 今年の受験生は、昨年の様子を見ていますから、必要以上に慎重に(弱気)になることはないと考えた人が多いのではないでしょうか。

 さあ、あとは本番を待つのみです。
 今後志願を取り消したりする人が若干いますが、各校1人~2人です。今日のこの倍率で本番を入試を迎えることになります。

 なお、昨年の場合、高倍率校では予定していた募集人員より多くの合格者を出す例がみられました。
 浦和一女(+12人)、川越(+10人)をはじめ、浦和、大宮、川越女子(各+8人)などです。したがって、上に挙げた高倍率校では、昨年同様、募集人員+αの合格者を出す可能性もあります。あくまでも可能性ということですが。

  

 
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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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