今度の都知事、人気より任期を優先したら

 舛添都知事がようやく辞職の決意を固めたようだ。
 埼玉県民の私が言うべきことじゃないが、今度は4年の任期を全うできそうな手堅い人がいいんじゃないか。
 人気より任期を優先。

 戦後、8人の都知事が生まれているが、この中で一番長くやったのは鈴木俊一という人で、4期16年務めた。石原慎太郎氏も4期だが、衆議院に復帰するため4期目は途中で辞めているので13年半。

 鈴木俊一氏は自治省の役人だった人で、地味だったね。全然面白くない。でも、4回も当選したんだから、都民もそれなりの評価をしたということだろう。あのころはまともだった。
 だが、その鈴木氏の後、タレントの青島幸男氏が都知事になった。このあたりから都知事選は完全な人気投票になった。そして、間に、作家の田中康夫・長野県知事や、タレントの東国原英夫・宮崎県知事などあって、そういう流れで今も、千葉県はタレント出身の森田健作知事、神奈川県はキャスター出身の黒岩祐治知事である。

 AKBの総選挙っていうのがあるだろう。もしかして、あれは壮大な皮肉じゃないかと思ったりする。選挙なんて、所詮は人気投票だろうっていう。

 聞くところによると、1回の都知事選で50億円もの費用がかかるそうだ。
 人気投票やって、最初大いに持ち上げて、飽きてきたら皆でこき下ろして辞めさせる。面白い遊びかもしれないが、それにしても、豪快な遊び方だな。さすが全国一金のある東京都民は遊び方が違う。
 と、ダサイタマ県民はひがむのであった。

「お子ちゃま政党」に日本を任せられるか

 公募で決めていいことと悪いことがある。
 民主党と維新の党の合併政党の名称が「民進党」と決まった。

 マスコットキャラクターの名前なら許せる。
 しかし、企業が新社名を公募したという話は聞かないし、私が関係する教育の世界でも。学校名を公募したという例はない。
 社名や校名は、理念である。歴史と伝統である。志である。皆それが分かっているから、決して軽々しく扱うことはない。

 こうのように社会の常識、大人の良識からかけ離れたことをするから一向に支持が集まらないのだということに早く気づいてほしい。
 「お子ちゃま政党」に日本を任せられるか。

口にするのも恥ずかしい「アホノミクス」という下品な言葉

 入試ネタを連発したので、一休み。

 アベノミクスをアホノミクスと呼ぶ人がいる。
 アベノミクスは、「安倍」+「エコノミクス」の造語で、安倍政権の経済政策という意味。
 アメリカ合衆国第40代大統領、ドナルド・レーガンの経済政策がレーガノミクスと呼ばれたが、それにちなんだ命名。誰が言い出したかは定かではない。

 アホノミクスの方は、同志社大学教授の浜矩子という、一応経済学者かエコノミストらしき人が、著書やテレビで言いふらしている。
 アホとかバカとか、品がないが、そういう言葉を使ってマスコミで有名になろうという作戦だと思うから、まあ勝手にすればいい。毎年のように世界恐慌を予言している人の言うことだ。

 しかし、こういう下品な言葉を国会の場で取り上げる議員がいるとなると、話は別だ。
 民主党の福島伸享衆院議員は、衆議院予算委員会で「日本の一部の人間は、『アホノミクス』と言っている」と「アベノミクス」を批判した。
 たしかに一部の人間だな。日本の経済を良くしたいんじゃなく、自分が有名になりたいだけの一部の人。

 人をバカ呼ばわりするのは、ただの悪口だろう。
 これじゃ、中学生と変わらん。などと言ったら中学生に失礼だ。小学生以下。
 こういう連中に年間数千万円という歳費を払っていると思うと腹立たしい。

 国会議員に期待するのは、批判し、そのうえで対案を出すことであるのは言うまでもないが、それができない議員を選んでしまった責任は、国民(選挙民)の側にあるわけで、かれらだけを責めるわけにもいかない。

 議員でいられるかどうかは、かれら自身の意思で決まるのではない。
 決定権を握っているのは、選挙民なのだ。

議員のレベル低下は、国民のレベル低下

 甘利明経済産業大臣が窮地に立たされている。
 建設会社から不正に現金を受け取ったという疑惑。
 
 しかし、この一件、どこか不自然だ。
 こういう場合、金を受け取った方だけではなく、金を渡した方も、罪に問われると思うが、金を渡した方が、バラしてしまったわけだ。しかも、メモや録音があるという。自分の犯罪の証拠を残すやつがどこにいる。

 真相は分からんが、国会開会中であり、しばらくの間、この件が話題の中心になりそうだ。

 ところで、現在開かれている国会を常会(または通常国会)という。
 他に臨時会と、衆院解散・総選挙後に開かれる特別会がある。

 常会では、次年度の国家予算が審議される。
 予算は政策と関わっている。政策は国民の生活と関わっている。
 だから、この国会では、特に政策が議論されなければならない。

 しかし、まことに残念なことだが、野党第一党である民主党には、確たる安全保障政策も経済政策も社会保障政策も何もない。
 昨年の安保法制のときも、反対を叫ぶだけで、ではどうするのかをまったく言わなかった。
 誰かが失言したとか、誰かがスキャンダルに見舞われたとか、そういう時だけ元気百倍になる政党なのだ。困ったものだ。


 このブログは、受験ブログと言っているくせに、結構政治ネタが目立つとお思いの方が多いと思うが、実を言うと私は、小学生のころから、相当な政治好き少年だったのだ。
 テレビではよく国会中継を見ていた。大臣の名前は全部知っていたし、議員の名前も半分くらいは言えたと思う。
 可愛げのないガキだろ。

 で、そういう私の記憶では、半世紀以上前の国会では、もっと政策論議が行われていたと思う。
 ついでに言えば、政治ネタが芸能ネタと一緒に扱われることもなかった。

 政策を語れない議員、政策を勉強しようとしない議員を選んでしまったのは、われわれ国民である。
 その意味で、議員のレベル低下は、国民のレベル低下だと言える。

 選挙権年齢が18歳に引き下げられる今年、若い人たちに、議会や議員のあり方について、正しく伝えるのも、われわれ老人の責任ではないかと思っている。

首相に庶民感覚なんて必要ないだろう

 安倍首相、年末はゴルフ三昧。
 ネットのニュースを見ていたら、こんな記事が目に入った。日本共産党の機関紙「赤旗」だ。記事では、連日豪華レストランで食事をしており、庶民感覚とはほど遠いなどと書かれていた。

 まずゴルフ三昧のほうだが、中学生は分からないかもしれないので読み方を教えておこう。「三昧」は「ざんまい」と読む。「味(あじ)」という字じゃないからね。
 もともとは仏教の用語らしいが、ある一つのことに熱中する様子を表わすのに用いられる。
 だから、ゴルフ三昧というのは、ゴルフばっかりやっている状態。
 記事では、連日ゴルフができて、いい御身分ですね。とは書いてないが、そういう雰囲気を漂わせている。

 「赤旗」に限らず、マスコミはよく、こういう書き方をする。まあこれは、かれらのビョーキみたいなものだから、とりあえずおくとして、私の気がかりは、「三昧」を否定的な意味を持つ言葉として覚えてしまう若者がいるかもしれないということだ。

 前述したように、元は仏教用語で、精神を集中し雑念を取り払うというような意味だから、決してネガティブ一辺倒な言葉というわけではないのである。
 読書三昧と言い方もある。テレビ三昧、ゲーム三昧では困るが、受験生なら勉強三昧の生活をしてほしいのだ。

 で、本論はここからで、私は、一国の首相が、年末年始の休暇をとって2、3回ゴルフに行ったって、別に何の問題もないと思うね。
 だいたいゴルフなんて、普通のサラリーマンが普通にできるお遊びだろう。そんなに特別なことじゃない。

 連日ホテルで夕食したことを、庶民感覚からほど遠いというが、ホテルで食事がそんなに特別なことか。
 それに首相がホテルで食事というのは、警備上の問題もあるはずだ。そこらの居酒屋やファミレスなんぞにフラフラ出かけられたら、とんでもなく警備が大変になることは必定。だから、そんなところには行くべきじゃない。
 まあ、実際に行ったら行ったで、今度は、「ものものしい警備」で、「ここにも税金」が使われている、みたいな書き方をするんだろうけどね。

 マスコミはよく、庶民感覚を問題にするけど、考えてみれば、これも不思議な言葉だね。
 市民とか、大衆とかも同じ。
 そういう言葉を使うんだったら、語の定義をしてほしいね。
 でも、そこを突き詰めると、たぶん、ニュースを流しているテレビや新聞関係の人は、自分らが庶民じゃないないことがばれちゃう。

 いろんな調査があるが、テレビ朝日、TBS、日テレあたりだと30歳で年収1000万円近く、全社平均給与だと1500万円という数字が出ているからね。
 もちろん、一生懸命勉強して、激しい競争を勝ち抜いて、その業界に入ったのだから、そこは文句を言うべきところではないのだが、庶民感覚とはほど遠いのは、キミらも一緒じゃないのかい。

 長くなってきたので結論を急ぐが、政治家にしても、マスコミ関係者にしても、私は、そういう人々に庶民感覚で仕事をしてもらおうとは思わない。庶民の気持ちを理解しようと努めるのはいい。
 だが、私も庶民に分類されるという前提で言うのだが、庶民なんて、きわめてテキトーに人生を生きているからね。そんな感覚で、政治や報道をされたらたまらんよ。
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梅野弘之

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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