小学校の教科担任制、教員は増やしてくれるのか
生前、母親がよく言ってましたね。
「あんた方はとても同じ職業(先生)とは思えない」って。
うちは、私が高校教師で、弟が小学校教師だったもんで、二人の普段の様子を見て、そう思ったんだろうね。
私も弟を見てて思った。
「俺には到底真似できない」
高校教師だった私の持ち時間(授業時間)は、多くても週18時間。16とか17の方が普通だ。これに学年、分掌、教科などの会議が組み込まれるが、空き時間(授業のない時間)は、1日当たり2時間はあった。
一番授業時間が少なかったのは2校目で教務主任をやっていた時で、たしか週12時間。もちろん担任なし。教頭の下請けみたいな事務仕事は多かったわけだが、自分で言うのも何だが、そういう単純労働は得意だったもんで、かなり楽勝な生活。
小学校の先生は大変だ。1日中授業だ。昼めしも一緒に食うんだろう。ずっと子供から離れられない。トイレいつ行くんだ。
泣いたり、暴れたり、どこかにいなくなったり、喧嘩したり。近所のオッサンが怒鳴り込んできたり、最近では親が文句を言いにきたり、ホント大変だ。
よほど子供好きじゃないと続けられないね。
教員の働き方を変えるなら、まず小学校、続いて中学校、高校は最後でいいや。
小学校に教科担任制を取り入れる方向で検討が始まるようだ。
まあ、ものごと基礎が大事だから、音楽大学を出た先生に音楽を習い、美術大学を出た先生に絵を習い、体育大学を出た先生に運動を習うのはいい。子供たちもそのほうが楽しいだろう。
だが、一番いいのは、1クラスに2人の担任をつけられるようにすることじゃないかな。教科担任制もいいが、それと教員増をセットにしないと、プラスよりマイナスが大きくなるだろう。予算があれば誰だってそうするよという話なので、名案と言えないが、経験的には、こうした改革は常に教員の負担増につながる。
文科省の行う改革は、素人が主導するものだから理念とか理想が先行し、具体的なことは学校(現場)で考えてね、あと予算はつけませんから。
こういうのが多いから、教科担任制の件も、その点が心配だ。
「あんた方はとても同じ職業(先生)とは思えない」って。
うちは、私が高校教師で、弟が小学校教師だったもんで、二人の普段の様子を見て、そう思ったんだろうね。
私も弟を見てて思った。
「俺には到底真似できない」
高校教師だった私の持ち時間(授業時間)は、多くても週18時間。16とか17の方が普通だ。これに学年、分掌、教科などの会議が組み込まれるが、空き時間(授業のない時間)は、1日当たり2時間はあった。
一番授業時間が少なかったのは2校目で教務主任をやっていた時で、たしか週12時間。もちろん担任なし。教頭の下請けみたいな事務仕事は多かったわけだが、自分で言うのも何だが、そういう単純労働は得意だったもんで、かなり楽勝な生活。
小学校の先生は大変だ。1日中授業だ。昼めしも一緒に食うんだろう。ずっと子供から離れられない。トイレいつ行くんだ。
泣いたり、暴れたり、どこかにいなくなったり、喧嘩したり。近所のオッサンが怒鳴り込んできたり、最近では親が文句を言いにきたり、ホント大変だ。
よほど子供好きじゃないと続けられないね。
教員の働き方を変えるなら、まず小学校、続いて中学校、高校は最後でいいや。
小学校に教科担任制を取り入れる方向で検討が始まるようだ。
まあ、ものごと基礎が大事だから、音楽大学を出た先生に音楽を習い、美術大学を出た先生に絵を習い、体育大学を出た先生に運動を習うのはいい。子供たちもそのほうが楽しいだろう。
だが、一番いいのは、1クラスに2人の担任をつけられるようにすることじゃないかな。教科担任制もいいが、それと教員増をセットにしないと、プラスよりマイナスが大きくなるだろう。予算があれば誰だってそうするよという話なので、名案と言えないが、経験的には、こうした改革は常に教員の負担増につながる。
文科省の行う改革は、素人が主導するものだから理念とか理想が先行し、具体的なことは学校(現場)で考えてね、あと予算はつけませんから。
こういうのが多いから、教科担任制の件も、その点が心配だ。