テレ玉入試番組、そろそろ画面から消えてもいいかな

テレビ埼玉にて「埼玉県公立高校入試の傾向と対策」(11月16日から放送)の収録。
30分番組11本分を今日明日の2日間で収録する。
手元に平成13年(2001年)放送のビデオが残っている。DVDじゃないよ、ビデオテープ。今どきビデオテープなんてどうやって見るんだよ。
今の受験生(中学3年生)は平成15年(2003年)生まれだから、この番組はかれらが生まれる前からやってる計算だね。長く続いたのはスポンサーさんのおかげだ。
最初のうちは、家族や親せきや知り合いに「テレビ出るから見てよ」と言いまわっていたが、今じゃ、自分でも放送を見るのを忘れる始末。
収録時の緊張感もイマイチ。ミスなく出来るのはいいんだが、見てる人に「熱さ」が伝わらんかもしれない。
などと考えると、そろそろ潮時なのかなと思ったりする。
年齢的なものもある。
70近いジジイにふさわしいのは、青汁が健康にいいとか、膝の痛みにグルコサミンが効くとか、そっち系の番組でしょ。入試に向けて、さあ頑張ろうぜという番組には明らかに向いてない。
テレビ局側も、そう思っているに違いないが、なにしろこの番組は私と、もう一人のコメンテーターである岩佐桂一さんの持ち込み企画だからね。もういいから降りてくれとは言いにくいわけですよ。
だから、こういう場合は、自ら身を引かなくちゃいけない。老害と言われないうちにね(もう言われてるかもしれないが)。
というわけで、今のような形で出演するのは、たぶん今年が最後。
ただし、自営業者である私には定年とか引退とかはないので、テレビの仕事はまだやるよ。今の番組を大胆にリニューアルするとか、まったく別の新番組を作るとか、そっちは続ける。ただ画面からは消えてもいいかなということ。
と言いつつ、池上彰さんは1つ上だし、タモリさんは6つ上だしなどと考えてしまう。往生際悪いな。
もちろん自分と比べちゃいけない人なのは分かりきった話だが、年齢だけで言えば、いくらでも上がいる。大事なのは精神と頭脳の若さだね。そこは見習おう。
というわけで明日も一日、局にかんづめである。