満開のサクラと今年一番のお昼ごはん



私は食い物に興味がない。
好き嫌いは一切なく、目の前に並んだものは片っ端から平らげる。昔の人間だから米粒一つ残さない。
私にとって食事とは、車にガソリンを補給するみたいなもの。メニューを選ぶのは面倒だから先頭に書いてあるものを注文する。
なんかラーメンは醬油しか食ってないよな。そりゃそうだ、大抵は、味噌よりも塩よりも前に書いてある。
セブンイレブンのお弁当は旨い。すき家の牛丼も旨い。マックのハンバーガーも旨い。とにかく口に入るものは何でも旨い。
そのような、食通(グルメ)とは程遠い私が言うことなので、やや信ぴょう性に欠けると思うが、今日の昼飯は極上だった。
今年に入って(と言ってもまだ3か月だが)食ったものの中では、堂々の1位。昨日までは、分不相応にも帝国ホテルのディナーだったが、今日で逆転した。
場所は東浦和。県道浦和越谷線沿い、浦和東警察署近く。お蕎麦屋さんで「久の半」(くのはん)。あとは、ぐるなびや食べログで調べてもらおう。
そうそう、絶賛する重要な理由がある。かつての教え子の実家なのだ。ここは大事なポイントだ。
今日は、その教え子たち(50代)数人と見沼代用水沿いにお花見ウォークに出かけた。
大病を患った級友がいる。今はだいぶ快復した。だが、このまま家に引きこもるのは良くない。たまには様子見がてら外に連れ出そうじゃないか。
という企画なんですが、先生もどうですか。
おお、それはいい。仲間に入れてくれ。
それにしても、おまえら本当に優しいな。血も涙もない担任からどうしてそんなに心優しい人間が育ったんだ。
今日の昼飯は、それ自体極上なのであるが、高評価の裏には、教え子贔屓と、ほのぼのストーリーがあることをお断りしておこう。