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埼玉県公立入試、専門学科の倍率まとめ

 埼玉県公立入試の志願者数が確定した。
 当日に向け、多少の変動はあるが、概ねこのまま本番ということになるだろう。
 
 今日は、主に専門学科の志願者数・倍率をみて気づいた点を記してみた。分析までは行っていない。感想レベルである。

◆理数科 6校中4校が2倍超え
大宮(理数)  2.73
所沢北(理数) 2.40
大宮北(理数) 2.35
松山(理数)  2.15
越谷北(理数) 1.63
熊谷西(理数) 1.50
 一番低い熊谷西でも1.50倍という相変わらずの理数科人気だ。新設の所沢北は、いきなり2.40倍の高倍率だが、もともと人気校であるから予想された数字ではある。
 越谷北・所沢北以外は、数学・理科で傾斜配点をとっていて、理数が得意、あるいは英国社がやや不得意という受験生向けと見えるが、理数得意というのは、ほぼ全員がそうであろうし、これら上位校受験者の中に、英国社が特に苦手という生徒がそう多くいるとも思えなので、結局は、5教科それぞれでいかに高得点を取るかという勝負になりそうだ。
 普通科との間で、第2志望が認められていることも、高倍率の一因になっているだろう。

◆外国語科 人気校・越谷南が低倍率
和光国際(外国語)1.94
蕨(外国語)   1.93
南稜(外国語)  1.68
草加南(外国語) 1.48
不動岡(外国語) 1.48
坂戸(外国語)  1.45
春日部女子(外国語)1.25
越谷南(外国語) 1.15
 理数科ほどではないが、全体として高倍率を保っている。和光国際・蕨・南稜・不動岡は普通科も高倍率である。8校中7校は、外国語科の倍率が普通科のそれを上回っているが、越谷南は、普通科が1.45倍と高倍率でありながら、1.15倍と低倍率となっている。坂戸はそれとは逆に、普通科は1.10倍と高くないが、外国語科は1.45倍と高倍率になっている。

◆総合学科 全体低迷の中、突出する川口総合
川口総合 1.58
滑川総合 1.28
久喜北陽 1.18
進修館  1.13
誠和福祉 1.09
川越総合 1.08
吉川美南 1.03
寄居城北 1.03
幸手桜  0.97
小鹿野  0.70
 10校中、定員割れは2校のみだが、全体としては低倍率である。そうした中、川口総合が1.58倍という突出した数字を示している。50万都市・川口という立地の優位性に加え、前身の川口女子以来の長い歴史がある。運動部を中心に部活動でも結果を出しており、このあたりも人気の一因と考えられる。

◆工業 建築科は人気保つ
川越工業(建築) 1.38
熊谷工業(建築) 1.28
春日部工業(建築)1.24
 高倍率とまでは言えないが、定員割れの学校・学科が多い中、建築科は人気を保っている。大宮工業(建築)の1.04倍も含め、建築科は定員割れ校がない。川越工業は、電気科も1.28倍、デザイン科も1.23倍と工業系伝統校らしい数字を残している。工業系でもっとも倍率が高いのは、越谷総合技術(情報技術)の1.63倍である。

◆芸術系 需要少なく低倍率
芸術総合(美術) 1.15
大宮光陵(美術) 1.10
越生(美術)   1.08
大宮光陵(書道) 1.05
大宮光陵(音楽) 1.03
松伏(音楽)   0.98
芸術総合(音楽) 0.85
 いずれの学校・学科とも低倍率だ。施設・設備や指導陣も充実しており、高校段階としては申し分ない教育環境と思えるが、もともとの需要(ニーズ)の少なさとしか考えようがない。工業系に分類されているが、新座総合(デザイン科)は1.18倍とそこそこの倍率を保っている。

◆普通科コース 半数が定員割れ
八潮(体育コース) 1.13
大宮光陵(外国語コース) 1.05
白岡(情報コミュニケーションコース) 1.03
児玉(体育コース) 1.00
松伏(情報ビジネスコース) 0.96
日高(情報コース) 0.93
飯能南(スポーツコース) 0.74
 徐々にその数を減らしている普通科のコースである。学校の特色化・個性化を図るための施策であったが、普通科の中にあるため専門科目を増やせず、施設・設備の充実にも限界がある。中途半端な存在とみられているのではないか。普通科に吸収するか、専門学科に進化させるか。結論を出すべきだろう。

◆女子校 浦和一女・川越女子は高倍率
川越女子 1.58
浦和一女 1.40
熊谷女子 1.31
松山女子 1.20
久喜   1.18
春日部女子 1.10
鴻巣女子 0.82
 女子校離れと言われて久しいが、定員割れは7校中、鴻巣女子1校だけである。川越女子・浦和一女は高倍率を保っている。ただ、女子の上位層が大宮・市立浦和に流れているのも事実だ。熊谷女子も地元上位生の大宮への流れを止められていない。鴻巣女子は、普通科こそ定員割れしているが、家政科学は1.43倍、保育は1.23倍と人気を保っており、学校全体としての活力を失っているわけではない。というのは今年度2回ほど訪問した私の個人的印象である。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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