FC2ブログ

わが子の受験に夢中になる親。仕事は大丈夫か

 中学受験を終えた保護者の方がご挨拶にみえた。
 受験間近になって、知り合いから頼まれ、ほんの少しだけアドバイスした。そういう間柄。

 さてそこで。
 父親は最近とみに仕事が忙しく、息子の勉強もほとんどみてやれないという話になった。まだ、これから入学するわけだし、中高一貫なんだから高校受験の心配はいらないんだけどね。

 で、私は言った。
 「お父さんが息子の勉強や受験に夢中になりだしたら、息子じゃなく、お父さんを心配したほうがいい」。
 誤解のないように、ここは「お父さん」でも「お母さん」でもいい。たまたま、今日の話の流れでは「お父さん」だった。

 中高生の父母なら、たぶん40代半ば。中堅からベテランの域に近づき、「長」のつく責任あるポジションにつき、自分のことだけでなく、部下のこと、会社全体のことまで心配しなくてはならない立場にあるのではないか。

 そんなお父さん、お母さんであれば、「息子よ、娘よ。悪いけど学校のこと、勉強のことは、自分で考えてやってくれ」。そんなところだろう。
 まあ、がんばって運動会や文化祭を見に行くとか、部活の試合を応援に行くとか、たまの保護者会に出席するとか、その程度。
 もっとも子どもからは、「別に来なくていいよ」と言われそうだが。

 しかし、世の中にはいろんな人がいて、よほど仕事が暇なのか、またはつまらないのか、はたまた大人の趣味というものを持たないのか、わが子の受験指導に夢中になる人がいる。
 そうか。生きがいや趣味をそこに見つけちゃったんだね。

 塾講師顔負けの受験知識や情報を持っているんだから、いっそ塾でも開いて、人様の子どもも幸せにしてあげたらいいと思うが、そこまでやる人は滅多にいない。塾経営は、受験知識や情報だけでできるほど甘くはないからね。
 だから、あくまでも趣味。

 わが子に愛情を注ぐことは親なら誰でもできるが、学校や塾の先生は、赤の他人の子どもに愛情を注げるかどうかという商売なんだな。仕事として教育や受験指導をするというのはそういうことなんだ。
 でも仕事は嫌みたいだからね。

 ということで、お父さんが息子の指導に夢中になり始めたら、会社で何かあったかもしれない。仕事が嫌になっちゃったのかもしれない。閑職に飛ばされちゃったかもしれない。
 だから、「お父さんの方を心配しなさい」。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
当ブログを訪問された方
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード