世代交代進まなかった「なでしこジャパン」
なでしこ散る。
オリンピック出場はほぼなくなったと言っていい。
2011年のワールドカップ優勝、翌12年のロンドン五輪銀メダル。思えば、あそこがピークだった。
昨日の対中国戦のメンバーのうち8人は、4年前ロンドン五輪決勝戦のピッチに立っていた。沢穂希さんを除けば1984~88年生まれなので、24歳~28歳という、ちょうどいい年齢だった。
だが、その選手たちが4年後に再び、代表ユニホームを着てピッチに立っているところに、今の女子サッカー界の問題点がある。
もちろん、そんなことはサッカー関係者なら誰でもわかっていたはずなのだが、世代交代が進まなかった。沢選手に続く次代のスターが現われなかった。
高校生や大学生のチームの場合、卒業があるから、放っておいても世代交代が進んでしまう。自動的に若返りが実現してしまう。
しかし、社会人チームや代表チームはそうはいかない。いつかどこかの時点で切り替えを図らなければならないが、そのタイミングが難しい。
まして一度頂点に立ってしまったら、常に勝つことが求められ期待されるから、ただでさえ難しい世代交代を、勝ち続けながら実現して行かなければならない。
監督の采配や、選手個々のプレーにも責められる点は多々あるだろうが、今回の結果は、そういう話をしても始まらないのだ。
以前から与えられていたテーマは、勝ち続けながら選手を育てるということだったが、それができなかった。では、なぜできなかったのか。
そこをもう一度考え直してもらって、再び世界の頂点に立ってもらおうじゃないか。
オリンピック出場はほぼなくなったと言っていい。
2011年のワールドカップ優勝、翌12年のロンドン五輪銀メダル。思えば、あそこがピークだった。
昨日の対中国戦のメンバーのうち8人は、4年前ロンドン五輪決勝戦のピッチに立っていた。沢穂希さんを除けば1984~88年生まれなので、24歳~28歳という、ちょうどいい年齢だった。
だが、その選手たちが4年後に再び、代表ユニホームを着てピッチに立っているところに、今の女子サッカー界の問題点がある。
もちろん、そんなことはサッカー関係者なら誰でもわかっていたはずなのだが、世代交代が進まなかった。沢選手に続く次代のスターが現われなかった。
高校生や大学生のチームの場合、卒業があるから、放っておいても世代交代が進んでしまう。自動的に若返りが実現してしまう。
しかし、社会人チームや代表チームはそうはいかない。いつかどこかの時点で切り替えを図らなければならないが、そのタイミングが難しい。
まして一度頂点に立ってしまったら、常に勝つことが求められ期待されるから、ただでさえ難しい世代交代を、勝ち続けながら実現して行かなければならない。
監督の采配や、選手個々のプレーにも責められる点は多々あるだろうが、今回の結果は、そういう話をしても始まらないのだ。
以前から与えられていたテーマは、勝ち続けながら選手を育てるということだったが、それができなかった。では、なぜできなかったのか。
そこをもう一度考え直してもらって、再び世界の頂点に立ってもらおうじゃないか。