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立法機関では、ブログではなく法の話をしてもらおう

 「保育園落ちた日本死ね」の話である。

 匿名のブログがネットで話題になり、国会前でプラカードを掲げ抗議する人々が現れ、民主党など野党が国会で取り上げ、それを朝日新聞、毎日新聞が大々的に報じ、安倍政権の足を引っ張ろうとする。
 このパターン、何度繰り返されるんだろう。

 当該のブログは、今なら「保育園落ちた」で検索すれば、簡単に見られるだろう。
 「何が少子化だよクソ」「一億総活躍社会じゃねーのかよ」「どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ」といった調子で、最後は、「まじいい加減にしろ日本」で終わる。

 まあ他人のことは言えた義理でもないが、低俗で説得力の欠片もない文章である。誰かが何らかの意図をもって、あえて広めようとしないかぎり無視されるレベルである。
 だがしかし、言論の自由、表現の自由があるわが国において、匿名だろうが実名だろうが、何を書いても自由なのであるから、そこはいい。

 ただ、出所不明のブログをネタに、政権批判を繰り広げようとする民主党など野党には、毎度のことながら、あきれるばかりである。
 もっと建設的な議論ができないものか。
 
 保育園の問題、待機児童の問題は、直接的には地方自治体が扱うべきテーマである。
 国の仕事は、保育園を作ることではない。立法機関としての国会に求められているのは、法整備と予算措置である。

 しかし、国会議員としての自らの責任については何も言わず、ただただ安倍政権がいけない、一億総活躍社会がいけないと言う。
 なぜいけないかを理論立て具体的に言うことができないから、つまらんブログを持ち出す。
 匿名氏風に言えば、「何が国会議員だクソ」、「まじいい加減にしろ野党」である。

 社民党の福島瑞穂議員などもこの問題を取り上げているが、ブログのことなどいいから、法の不備や、その運用の問題点を追及すべきだろう。弁護士なのだから。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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