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平成の教師も時にはふざけた真似をするんだ

 いろいろ考えさせられるニュースである。

 以下、朝日新聞デジタルからの引用。
 「川崎市川崎区の市立中学校で非常勤の教諭などとして働いていた40代の男性に対し、同僚の教諭が「ハゲてねぇし」とプリントされたTシャツを贈っていたことが、市教育委員会などへの取材でわかった。市教委は薄毛をからかうハラスメントにあたる疑いがあるとして、関係者から事情を聴いている」(引用終わり)

 同僚たちが職員旅行に行った際の、不参加だった非常勤講師へのお土産ということだ。
 以下、想像上のやりとり。
 「おい、面白いTシャツあるぞ」
 「そうだ、○○のお土産、これにしようか」
 「いや、シャレにしても、ちょっときつ過ぎないか」
 「家でパジャマにでもすりゃいいんだよ」
 「それもそうだ。まんじゅうだけじゃつまらんしな」

 自分が若いときだったら、たぶんノリノリでやっただろうな。
 いや、正確に言えば、そういうことをやってきた。

 われわれの時代は、大量採用だったから、バカも大勢いた。贈る方もバカで、もらうほうもバカだから、本当に着てきたりして、生徒にバカ受け。一躍人気者に。なんていうのは昔の話だ。

 40代で非常勤というのはどうなのか、という話はおくとして、このニュースは、正規の非正規に対するイジメないしはハラスメントという構図にしたいのかな。
 それと、教員がこのざまだから、生徒のイジメがなくならないという方向への誘導。

 昭和の教師であった私の目から見ると、われわれの頃よりも、はるかに真面目で勉強家である平成の教師も、時にはこんなふざけた真似をするのかという話なのだが、世間の反応は必ずしもそうではないだろう。

 昭和の時代にニュースにならなかったのは、この手の話はめずらしくなかったからであって、今どきの教師がレベル低下しているわけではあるまい。
 こんなのが全国ニュースで流れるくらい、今どきの教師は真面目なのだ。

  朝日新聞デジタルの当該ページへ

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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