ガリガリ君CMで、なつかしい昭和を思い出す
赤城乳業の「ガリガリ君」10円値上げ謝罪CMが面白い。
→赤城乳業のCMページへ
赤城乳業は、赤城というから群馬かと思いきや、埼玉県深谷市に本社がある会社である。その代表的商品である「ガリガリ君」が、60円から70円になる。25年ぶりの値上げということだ。
さて、われわれ昭和の人間には、バックに流れる唄が何ともなつかしいのである。
フォークシンガー高田渡の「値上げ」。
1960年代から70年代にかけては、景気が良くて給料も上がったのだが、その分、物価の上昇も激しかった。
値上げに不満を持ち反対する国民に対して、政治家は最初、値上げはまったく考えていないと言いながら、徐々にニュアンスを変え、結局最後には値上げはやむをえないと言う。そのあたりを皮肉った唄である。
しかし、よくまあ40年以上前の唄を引っ張り出してきたものだ。
ならばついでに、高田渡と言えばこれという名曲を紹介しておこう。
♪自衛隊に入ろう入ろう入ろう
自衛隊に入ればこの世は天国
男の中の男はみんな
自衛隊に入って花と散る♪
「自衛隊に入ろう」という唄だ。
もちろん、自衛隊賛美ではなく、皮肉をたっぷり利かせた反戦歌である。それで、しばらくして発売禁止になった。
あれから半世紀。政治家のもの言いは相変わらずだ。
さすがに自衛隊の存在そのものを否定する声は少なくなったが、若者が「戦争反対、平和を守れ」と叫ぶのは、昭和そのもの。
われわれは、何か進歩を遂げているのだろうか。CMを見ながらそう考えた。
追伸:ガリガリ君は、スイカ味もまずまずだと思ったが、やはり梨味が忘れられない。
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赤城乳業は、赤城というから群馬かと思いきや、埼玉県深谷市に本社がある会社である。その代表的商品である「ガリガリ君」が、60円から70円になる。25年ぶりの値上げということだ。
さて、われわれ昭和の人間には、バックに流れる唄が何ともなつかしいのである。
フォークシンガー高田渡の「値上げ」。
1960年代から70年代にかけては、景気が良くて給料も上がったのだが、その分、物価の上昇も激しかった。
値上げに不満を持ち反対する国民に対して、政治家は最初、値上げはまったく考えていないと言いながら、徐々にニュアンスを変え、結局最後には値上げはやむをえないと言う。そのあたりを皮肉った唄である。
しかし、よくまあ40年以上前の唄を引っ張り出してきたものだ。
ならばついでに、高田渡と言えばこれという名曲を紹介しておこう。
♪自衛隊に入ろう入ろう入ろう
自衛隊に入ればこの世は天国
男の中の男はみんな
自衛隊に入って花と散る♪
「自衛隊に入ろう」という唄だ。
もちろん、自衛隊賛美ではなく、皮肉をたっぷり利かせた反戦歌である。それで、しばらくして発売禁止になった。
あれから半世紀。政治家のもの言いは相変わらずだ。
さすがに自衛隊の存在そのものを否定する声は少なくなったが、若者が「戦争反対、平和を守れ」と叫ぶのは、昭和そのもの。
われわれは、何か進歩を遂げているのだろうか。CMを見ながらそう考えた。
追伸:ガリガリ君は、スイカ味もまずまずだと思ったが、やはり梨味が忘れられない。